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【就活支援】キリンの志望動機 書き方例【エントリーシート】

発行日:20200712、更新日:200810、ニュースを更新。

たかひろです。

以前こういったツイートをしました。(Twitterでもよく就活関連の発信をしています)

Twitterでアンケートを取ったところ、キリングループのエントリーシート (ES) の志望動機の書き方例を見てみたい、という人が比較的多かったので、今回はキリンにチャレンジして書いてみます。


まずは、企業分析

エントリーシート(ES) を書く前に、まずは、キリンがどんな企業なのか分析してみます。

企業分析のやり方などは、こちらの記事でもご紹介しています。


●最近のキリン

最近だと、こんなニュースが出ました。

ファンケルとのコラボレーションだそうです。

志望度が高い企業については、新商品や特許や共同開発商品などはチェックしておくとよいでしょう。


●企業理念:

●キリングループ共通の価値観
One KIRIN” Values
熱意、誠意、多様性
~Passion. Integrity. Diversity~
https://www.kirin.co.jp/company/recruit/freshers/recruitment/personality/

また、2027年までに、

食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となる

というビジョンを掲げています。

企業責任感が非常に高い様子がうかがえますね。


●取り扱い商品

取り扱いブランドをざっと並べます。

・ビール類:一番搾り、本麒麟、ハイネケン(ライセンス)、のどごし生

・チューハイ・カクテル:氷結、本絞り

・ソフトドリンク:生茶、午後の紅茶、キリンレモン、FIRE、世界のKitchenから

「本」という言葉が良く使用されていますね。

開発にあたり、すごく想いが込められていそう。

<ちょっと脇道にそれます>
興味がある業界であれば、それぞれの企業が持っているブランドを暗記するぐらい調べてもよいかもしれませんね。

僕は、普段から食品のブランドをよく観察しているので、今回は全く調べずにここまで書くことができました。


話を所有ブランドに戻します。

こうしてみると、個人的には、こんなことを感じます。

・少し前からハイボールブームだけれど、キリンには強いハイボールブランドが見当たらない。
⇒サントリーのトリスとか、アサヒのニッカのように、ぱっと思い浮かぶブランドが無い。

・ビール類においては、いわゆるプレミアムセグメント(高価格帯)で、強い印象のあるものが少ない。⇒サントリーのプレミアムモルツや、サッポロのエビスのように、ぱっと思い浮かぶ高価格帯の商品がない。(一番搾りプレミアムなるものがあるけれど、「一番搾り」の一商品、という印象。

※あくまで個人的な印象です。

キリンでも強いビールのプレミアムブランドがあると、よりシェアの拡大につながるのかも・・・。

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●売り上げ・シェアなどのデータ

では、実際にシェアはどうなっているのか見てみます。

企業が成長しているかどうか、儲かっているかどうかを確認することで、今後のビジョンや戦略が見えたりします。

❕ 情報集めの方法:
売り上げやシェアの情報は、株式上場している会社であればウェブサイトの「企業情報」のところで確認できるはずです。

また、アルコール類については税金や国民の健康に関わってくるので、国税庁や厚生労働省のデータも参考になるかもしれません。

ここではシェアに注目してみます。

ビールの業界のシェア:
1 キリンHD
2 サントリー
3 アサヒHD
4 サッポロHD

ビール業界の国内動向:
2016年をピークに、減少傾向。
ノンアルも成長が鈍化。

(業界動向Search.comより https://gyokai-search.com/3-beer.htm

清涼飲料水業界のシェア:
1 サントリー
2 コカ・コーラ
3 伊藤園
4 ヤクルト
5 大塚
6 キリン

清涼飲料水業界の国内動向:
2018年の猛暑の影響もあってか、4年連続の成長傾向。

(業界動向Search.comより https://gyokai-search.com/3-drink.htm )

こうしてみると、キリンの状況は

①ビール:シェア1位。 だから死守したい。
②清涼飲料水:シェア6位。 だからもっと伸ばしたい。

こう思っているはずです。

<ちょっと脇道にそれます>
個人的な考察にすぎませんが、僕がキリンの経営層だったとしたら、
①ビール業界のシェア1位の死守
②清涼飲料水のシェアのアップ

では、①の方が重要だと思います。
それは、シェア1位というのは、1社しか獲得できないステータスだから。
また、シェア1位であることで、業界のリーディングカンパニーとなり、業界でルールや制度を見直す際に、大きな影響力を発揮することができます。

こんな感じで、業界・企業の分析をしてみました。

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●Key Word:

ここまでの内容から、キーワードとして、

・CSV (Creating Shared Value)
・キリングループ・ビジョン2027
・ビール業界シェア1位、清涼飲料水シェア6位。

こんな感じです。

キーワードを考えてみることで、「キリンらしさって何だろう?」につながるのでお勧めです。


キリンの志望動機 書いてみた

ここまでの業界・企業分析お疲れ様でした。

ここから、具体的にエントリーシート(ES) に向けた志望動機を書いてみます。

例により、転載・コピペはお控えください。

今回は、珍しく2つ書いてみました。

キリン 志望動機 書いてみた①

キリン 志望動機 書いてみた①
食から医にわたる領域で価値を創造するというビジョンに惹かれ、入社を志望いたします。私の祖父は3年前に、治療が困難とされていた病気と診断さました。しかし、栄養士さんの指導の下、食事制限をし、奇跡的に病気を根治することができました。
この経験から食事と健康・医療は切っても切り離せないことを実感し、栄養学に興味を持ち、大学でも機能性食品に関する研究を行っています。日々の研究活動の中では、他校の研究室とも学会交流しながら、もっと多くの人が祖父のように食を持って健康を維持できるような製品の開発、社会貢献をしたいと考えておりました。そのため、食品事業と医薬事業、そして両者をつなぐ新規事業にも注力される貴社を志望しています。
また、貴社は多くの社員の皆様が働いている企業でありながら、それぞれの部門の皆さんが自社だけでなく、人びとの健康という社会全体の幸せ目指して設定されていることに魅力を感じています。(397字)


キリン 志望動機 書いてみた②

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