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『デデデデ前章』感想

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章を見てきました。
SC試験勉強はしないといけないんですが、まあこればかりは仕方ないですね。たまには映画見たいですし…

私は毎年新作映画を月3~4本、年間通すと40~50本くらいは見てるんですが、今年は愛犬の怪我もありかなりスタート遅れ気味です。

傷物語、ゴジラ-1.0(モノクロ版)、ガンダムSEED FREEDOMに続いて今年4本目がデッドデッドデーモンズデデデデデストラクションです。傷物語は総集編だし、ゴジラはモノクロなので実質今年2本目の新作みたいな感じですね。マジでスローペースすぎる。

さて、ちょっと与太話を書いた後に感想に移りたいと思います。

ここ2週間くらいAmazonのリンクカードの調子が悪いらしいが、デデデデが全2巻とは…まぁいいか


私と浅野いにお

だいぶ大きく出た見出しだなと、書いた私が1番思ってるがちょっとだけ書かせてください。
だいぶ与太話になるので純粋に感想だけ読みたい方はスキップして構わないです。

浅野いにおの映像作品は個人的かなり印象に残っている。前述の通り年間50本弱見てるといつどこで何を見たかをメモしておかないと覚えてられない。直近2~3年ならふわっと覚えてるだろうが、10年前の何月と言われて作品はパッとは出てこないだろう。少なくとも私はそうです。

しかし、浅野いにおのソラニンは2010年4月公開で渋谷で見たと14年経った今でも覚えてる。

2010年4月、就活中の私は長崎から秋葉原まで説明会を聞きに行った。
今の時代なら絶対リモートだろうな…宿泊代、飛行機代は会社が持ってくれたし、領収書精算ではなく一律交通費支給(ANA/JAL価格)だったのでスカイマークで往復すると……(ええ、結構儲かりました)
そのお金で翌日の完全フリーの日に渋谷に見に行ったのがソラニンだった。

この時説明会受けた会社の別部署に就職し、2011年4月からは関東在住となり、2013年頃から年間数十本ペースで映画館に通う人間になるわけだが、関東(東京)で初めて見た映画が浅野いにおのソラニンなんです。

14年経ってもソラニンのマグカップは使ってるし、パンフもクリアファイルとってあります。

デデデデやソラニンは読みましたが、他の作品まで通して読んでるわけではないですが浅野いにおの映画となるとそんなこんなで思い入れはだいぶ深いものがあります、と言う与太話でした。

はい!感想に移りまーす。

本当に書影出ないんだね…

感想

いきなり趣旨とズレた思い出話をしてすみません。感想に移ります。

率直な感想は思ったより滅茶苦茶よかったです。
思ってたよりと書いたのはこの映画にはいくつか懸念点があったからです。
というか懸念点の方が多いと言っても良いくらい。実写化はいままであったもののアニメ化は初だったこともありハードルは低めでした。

・懸念点その1  尺の問題
シンプルに尺の問題です。デデデデは12巻100話あります。
単純計算で前編50話終わらせないといけない。

ちなみにワンピースに換算すると50話はゾロvsミホークの始まる前、アニメだとだいたい23~24話に相当します。フリーレンは28話で7巻の途中、60話までがアニメ化されました。
ざっくりTVアニメの2クール分くらいを120分に押し込む計算になります。

これにはかなりの脚本、構成が必要だと思います。不安だ…しかし、そこは流石の吉田玲子
渡良瀬、須丸周りの話はシンプルにしたりとストーリーの取捨選択が上手かったなと思います。醤油のくだりがないので醤油大臣にはちょっと唐突感あったがそこは特に問題ないかな。
基本的な内容は1~3巻くらいまでしか進んでなくて若干進みが悪く感じますが、8~9巻の過去編や、4巻のふたば、マコトの上京をラストに上手く織り交ぜて後編への強い引きも作れてて流石の構成でした。そんな感じなので実際のボリュームは5~5.5巻分くらいにはなってたと思いますし、かなり順調に進んだと思います。


懸念点その2  声優
メインキャストがあのちゃんと幾田りら(いくらちゃん)と発表されて少し身構えました。まぁ、第一弾の発表では門出、おんたんは発表されずと言った時点で結構身構えていたんですがね…
しかし、この2人に関しては全然よかったです。もちろん他も良い。
特に種崎さん、白石さんあたりがめっちゃよかったです。あ、あと諏訪部さんも良かった。
変に身構えてすみませんマジで良かったと思います。あのちゃんは普通に他の作品でも見てみたい


懸念点その3  パロディ
作中に登場するイソベやんは見てわかる通りドラえもんやキテレツ大百科などのパロディなのだが、これがどこまでやれるのか許されるのか…と思ったがデデデデも小学館なのでここが丸々クリアされてた。
上映タイミングとしてもドラえもんが毎年公開されるこの時期というのもある意味相乗効果狙いといったところだろうか。

あとデベ子のTARAKOさんの声まで聞けて最高でした。

と言った色んな懸念点があったわけですが個人的には全てクリア、完璧に作られてたなという印象です。俄然後編が楽しみになってきました。

作画のクオリティもかなり良かったですし、10年代って感じの時代感も出ててよかったです。スマホ(iPhone)の充電器が明らかにDockだったあたり非常に時代を感じてしましました。なんか駒田蒸留所の時もディスプレイがVGAだったとか言ってた気がする……ケーブルが気になるのは職業病かな。


象徴的な飛んでるシーンは一枚絵で決まってたが浅野さん原画だろうか

あと劇伴、EDともに曲が良かった。
サントラ出してください。EDのTKっぽさあるなと思ったらTKでした。リリースはされてたのに完全に予習不足だった。
作詞はあのちゃん。作曲TK、作詞は歌うアーティストってフォーマット滅茶苦茶良いなと思う。

個人的にde messiah/東山奈央独創収差/Afterglow
Red:birthmark/アイナ・ジ・エンド(3曲とも作詞作曲TK)
よりもAwake/早見沙織(作曲:TK、作詞:早見沙織)絶絶絶絶対聖域/(作曲:TK、作詞:あの)の方が好みです。前者の3曲も好きですがTKの曲に他の人の詞がのってる感じがシンプルに好きです。


まぁ、これも聞いてしまいますよね。


まとめ

ドラえもんの公開時期とのタイミングに触れたが、Netflixの三体の配信日とも公開時期がかぶったのは結構面白い。

現在6話まで視聴中だが物語の構成方法がかなり似ているなと感じた。
こちらも小説の前半をベースとしてるが第二部、最終の第三部の内容を織り交ぜるなど大胆な構成があり、過去編を入れてきた本作に近いものを感じた。
構成が似てるだけでなく三体もデデデデも宇宙人の地球侵略を描いた作品という点でもなんかコラボとかやってほしい。
地球がクソヤバイ動画コラボやんないすか?

SEED FREEDOMとDUNEよりも親和性高いと思うけどな。

とりあえず以上です。勉強頑張ります。

以上!!!!


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