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Netflixグローバルランキングで日本のアニメが大躍進してる話


Netflixで日本のアニメが大躍進

7月10日~7月16日のNetflixのグローバルランキングのTVシリーズの非英語作品が凄いことになった。なんと日本のアニメが4本もランクインした。
2021年の夏ごろから公開されているランキングで毎週見てきたが日本のアニメが同時に4本もランクインしたのは初めてだと思う。(記憶違いだったらすまない)

ちなみに以下のリンクが今週発表された先週にランキングになる。

3位:終末のワルキューレシーズン2
5位:呪術廻戦シーズン2
6位:わたしの幸せな結婚
9位:ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜

Global Top 10

今まで『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』が1度ランクインしたことあるものの『鬼滅の刃 無限列車編』『鬼滅の刃 遊郭編』『スパイファミリー』『チェンソーマン』などの作品はグローバルランキングでランクインしたことが無い。
グローバルランキングにランクインすることはそのくらい厳しいことなのです。

集計方法の変更

どうして日本のアニメがいきなり大ヒットしているように見えてるのか、それは6月12日~18日の週よりランキングの集計方法が変更されたからです。
集計方法がどのように変更されてどのような効果をもたらしているかを新旧の集計方法を比較して記載する。

旧集計方法

まず旧集計方法は総視聴時間をベースにランキングを作成してました。
オリジナル作品の一挙配信が多いNetflixらしいランキングだと思います。
この集計方法だと週1本配信される作品より、まとめて配信された作品の方が一気見した時間がシンプルに計上されるので視聴時間が長くる傾向にあります。 

新集計方法

新しい集計方法では総視聴時間をランタイム(配信済みのエピソード時間)で割って再生回数を計算してその数値でランク付けしています。
シンプルに再生回数じゃないのが肝です。配信済みのエピソードが多く、時間が長ければ長いほど再生回数は少なく見えてしまいます。

ちょっと複雑なので例を挙げておきます。


作品A:15話×1時間が配信済み
作品B:1話×1時間が配信済み

15人の人が最新話を1時間を視聴したとする。
その場合、作品A、Bそれぞれの総視聴時間は15時間となる。

再生回数は
作品A:15時間(総視聴時間) ÷ 15時間(配信済み時間) = 1回
作品B:15時間(総視聴時間) ÷ 1時間(配信済み時間) = 15回
となりこの再生回数を基準にするためランキング上は作品Bが上位となる。

オリジナル作品の『終末のワルキューレ』を除いて現在放送中の『呪術廻戦』『わたしの幸せな結婚』『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』は配信済み時間が2話分で48分~49分と短く、総視聴時間に対して視聴回数が多く見える。

実際の作品の比較

実際の今週のランキングから10位だった『15歳、アゲイン!』『呪術廻戦』の比較をしてみる。

15歳、アゲイン!

総再生時間:540万時間
ランタイム:3時間54分
再生回数:140万再生

呪術廻戦

総再生時間:190万時間
ランタイム:48分
再生回数:240万再生

結果

旧集計方法の基準だった総再生時間では『15歳、アゲイン!』の圧勝。『呪術廻戦』の数値だとおそらく圏外になっている。
しかし配信済み時間が4倍近く違うため再生回数となるとその順位が逆転する。

まとめ

毎週水曜になるとランキングはチェックしていたのですがなんか再生回数っぽい数値が増えてるなと思ってたくらいでそっちベースのランキングになってたのは今週になるまで気が付いてませんでした。

そしてそれが日本の新作アニメにここまでの影響を及ぼしてるのもつい先ほど知りました。この集計方法だと一挙配信のオリジナル作品には結構不利に見えるのでまた変更される可能性はありますが、今の段階では新作のランクインが増え、NetflixのTopページに出て露出が増えるので良い傾向になるのでは無いかと思ってます。

クールの後半になるにつれランキングが下がる傾向になると思いますがまぁそれは仕方ないことです。

秋アニメが始まった時にはどうなっているか少し楽しみになってきた。

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