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北海道出身クリエイターがデザインしたショッピングバッグ!

みなさんこんにちは。サツドラHD公式note編集部です。

サツドラではPB商品で多数のショッピングバックを展開しています!

売場

これらの商品は全て北海道にゆかりのあるクリエイターの方にデザインをしていただいているんです。

今回は今年1月に発売したショッピングバックをデザインしてくださったクリエイター2名の方と、ディレクター2名をお招きして対談を行った内容をお届けします!(取材:2021年1月22日(金)サツドラ本社にて)

プロフィール部分

■デザイナー
足立 詩織さん Art director Graphic Designer (写真右から2番目)
森川 瞬さん Designer (写真中央)
 
■ディレクター
片岡 典子さん 株式会社東急エージェンシー プランニングディレクター (写真左から2番目)
石崎 勝巳さん 株式会社東急エージェンシー クリエイティブディレクター (写真左端)
 
■商品開発担当
藤森  株式会社サッポロドラッグストアー 商品部 商品開発担当マーチャンダイザーマネジャー (写真右端)


コロナ禍での商品開発

藤森:
この度はデザインを制作してくださり本当にありがとうございました。去年コロナが始まってバタバタの中、急に制作をお願いすることになり、zoomでの打合せとメールでのやり取りのみで進めてまいりましたが、今日ようやくお会いできました。基本的には直接会わないで仕事をオファーすることはなかったのですが、今回は東急エージェンシーさんにお願いして、この人しかいないという人を選んでいただきました!

足立・森川:
こちらこそありがとうございました!

藤森:
本来ですともっと早いスピードで発売できるのですが、中国に出張に行けないことから印刷の色を何回もやり直したこともあり年明けの発売になりました。結局、デザインを入稿していただいてから約半年が経過し、かなりお待たせしてしまいました。

足立:
でも色も綺麗に出ていて、完成できて良かったです。

足立さん
デザイナー 足立詩織さん

藤森:
はい、しっかり出来て良かったです。ありがとうございます!

デザインに込められた想い

藤森:
このショッピングバッグのデザインを依頼する際に、いつもだと「HOKKAIDO HAPPY LIFESTYLE」という、わが社のコンセプトをベースにしてとお願いするのですが、今回はそれもあるけど、「わりと自由にデザインしてください」とお願いしました。
お二人がデザインに込めた想いを教えていただけますか?

森川:
今回は「HOKKAIDO HAPPY LIFESTYLE」というサツドラのコンセプトを、割と自分の好きにやらせてもらいました。
1つは、今はまっている「木彫りの熊」「コーヒー」「パン」「お酒」です。自分の好きなものを全て詰め込んで、自分が持ちたいと思うものを先ず一つ作りました。デザインはシンプルにして、持つ人にとってデザインが強すぎて持ちづらくならないよう意識しました。

森川さんDSC_5549
デザイナー 森川 瞬さん
クマ
「My Favorite」

もう一つは、柄を押し出してぱっと見はよく分からないけど、なんとなく爽やかだなと思ってもらえるものを作ろうと思いました。先ずテキスタイル系で。その中で札幌のイメージになるように中島公園を散歩している時の鴨などの自然をモチーフにしてみました。

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「水鳥と植物」

藤森:
足立さんはいかがですか?

足立:
一つは散歩をテーマにしました。作成していた時は5~6月だったので子供と自転車で散歩したりする中で見た風景などを参考に、明るく気分があがるデザインにしました。道路の脇の花壇にあるマリーゴールド風船学校のフェンスをモチーフにし、とかのイメージも入れて、地上にあるのに見えてなかった風景を楽しめるようなデザインにしました。

散歩
「マリーゴールドと風船」

もう一つは、一人暮らしの女の子をイメージ。家でごろごろしている感じ、でも今度デートに行くはずだったから口紅欲しいな、ラップが無くなった、トイレットペーパー切れちゃった・・・みたいなコンセプトで、サツドラにある商品を塗りたくったようなイメージで作りました。ちょうど冬なので黒い服着ていてもなんか明るくなって良いかなって思ってます。色も綺麗に赤がでていて嬉しかったです。

女の子
「わたしの休日」
ごろ寝
ごろ寝している女の子が隠れています

藤森:
中国で印刷するのはとても難しいです。色の概念って日本人は本当に繊細で、それを再現するのがなかなか難しいのです。そのために、今回は特色印刷でのデータ作成をお願いしました。色を限定することでデザイナーさんには苦労させてしまいますが、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4成分)を掛け合わせるとまずこちらの希望の色にならないので、今回のように特色で発注することできれいに再現できました

足立:
海外の工場では色のチェックが綺麗にできないんですか?

藤森:
そもそも色の感覚があまりないので、「赤なんだから、これでいいでしょ!」という感じ。オレンジ系の赤とか、パープル系の赤とかそういうことは伝わりにくいです。お二人のデザイン両方とも今まで発売してきたものとは違うテイストなので、また売場が華やかになりました
ショッピングバックを初めて売り出した時はアイテムが少なかったので女性向けのかわいいものが多かったのですが、男性は?とか、年配の方は?とか、もっと選択肢があって良いと今は思ってます。 あと、商品自体にデザインすることがPBではほとんどなくて、ショッピングバッグくらい。なので、唯一自由に表現できるものなんですよね。

藤森さん
商品開発担当マーチャンダイザーマネジャー 藤森

ディレクターから見た今回のコラボは?

藤森:
東急エージェンシーさんはどうですか?当社との2回目のバッグのコラボは。いつもお願いしっぱなしですが(笑) 
※過去に販売していた専門学生とのコラボバックも東急エージェンシー様にお願いし、発売へと至りました。

片岡:
世に出る、多くの人の目に触れるという意味では広告のデザインと今回のバックのデザインも同じですが、バッグは実際に使ってもらえるものですよね。こういう機会は広告業ではあるようでないので、新鮮です。実際にお店に並んでいるのを見ると嬉しかったし、早く使って欲しいなって思いました。

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株式会社東急エージェンシー プランニングディレクター 片岡 典子さん

石崎:
私は、今回デザイン4つとも採用していただいたのが凄い良かったなって思いました。

藤森:
ちょっと悩みました(笑)ロットの問題もあるし、販売していく在庫の問題もあるので。でも、社内で協議したときに、「全部良いね、どっちかにはできなくない?」ってなったんで。

足立:
嬉しい~!!(笑)

藤森:
特に森川さんの2種類はイメージが違い過ぎて「どっちをとる?」ってなったんですけど、男性陣は「熊の木彫り」を押してて、私は「水鳥」の方が北欧っぽく可愛いと思ったけど、おじさん達の男性の声も大事だなって(笑)
それだったら「全部発売しよう!」となりました。
でも、確かに東急エージェンシーさんは広告がメインだから、プロダクト自体のデザインはないですよね?

石崎:
広告展開の中でのキャンペーンでパッケージをやることはありますが、商品そのものをやることはないんですよ。特に北海道っていうローカルだと。なので新鮮で、とても楽しかったですね。

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株式会社東急エージェンシー クリエイティブディレクター 石崎 勝巳さん

藤森:
最後に何か一言、クリエイターのお二人のPRとかありますか?

足立:
私は明るくて楽しいデザインで、女性目線とか子供向けのデザインとかのお話があれば是非、声かけてください(笑)

森川:
僕は「木彫り熊」のデザインのお話があれば是非(笑)

藤森:
本日はお忙しい中、お時間いただきありがとうございました。また是非、よろしくお願いします!

加工_クリエイター2名
クリエイターのお二人、ありがとうございました!

今後も商品に込められた想いをこのnoteで紹介していきたいと思います!

商品やサービス含め、サツドラを利用していただいているお客さまの「いつも」が楽しくなるように、これからも努めてまいります。