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身体遣い ポイント①「全部やってもらう」

以前とあるところで
「身体遣い」
についてお話させていただきましたら

ありがたいことにその後
ちょこちょことご質問いただきまして🙏

(本日の研修でもお話しましたね😁)

部分的にはなりますが
文章で書ける範囲だけ書かせていただきます🖋

身体介助における「身体遣い」で
大切にしているポイントが3つあります

①全部自分でやってもらう
②自分で決めてもらう
③〇〇の安全確保

何も特別なことではないです

今回はその中で
まず①について

難しく言えば自立支援とか
現有能力の活用とかになりますが

そもそも利用者さんは
自分で行いたいんですよね🤗

例えば起き上がるとか
立ち上がるとか
移動するとか
食べるとか
お風呂に入るとか
トイレで排泄するとか

今まで自分で行ってきた行為
なんです

なんなら子供や孫など
人のお世話をしてきた方も
おられるでしょう

それが加齢や病気
怪我などで難しくなってきたために
サポートが必要になっているわけで

はじめからサポートを求めている
わけではないんですよね😊

そこで我々介護職は
「その方の代わりに行う」

のではなく

「どうしたらその方が自分で行えるのか」

それを考える必要があります🤔

確かに
介護職員が行った方が早いです
正確に行えたりもします

現場では手も足りず
迅速な対応が必要な場面もあります

さらには介護職員の気遣いから

何十年も頑張ってこられた利用者の負担を
少しでも減らそうという
本当に優しい気持ちから

介護職が行うことがあります

ただそこで
介護職によってその行為が行われることで

その方は
「自分でしなくても済んでしまう」
んですよね💦

特に高齢者の方は
短期間で機能や能力が低下しやすいために

介助量はどんどん増えていきます

そういう方が増えていくことで
介護職の負担は倍増していきます

結果として
介護職員が疲れていっちゃいます😣

また利用者本人は
「自分は何も出来なくなっていく」
「他者のサポートがなければ行えない」
ことを実感することにつながります

「その状態」で生きていくことを
強いることにもなってしまいます😔

誰も幸せじゃないんです

そうならないために
今現在も各事業所では様々な取り組みが
なされていますね👏

行為としての家事や手芸
体操のお手本や館内放送係
庭やお花の手入れ
季節ごとの風習や慣習の指南を
担ってもらう

あるいは職員自身が
その方が出来ること難しいことを明らかにするための
「アセスメント」を勉強されたりと

どんどん取り組みも広がり
進んでいっています

現場にお伝えしているのを簡単に言うと
・楽をしてください
・介護職員が何もしないでいいように
 頑張ってください

理想は
「利用者さんが自分のことを自分で行い
なおかつ他者のために動けている状況」
です✨

現実にはかなり困難です
それが難しいからこそ
介護サービスを利用されているのですが

だからこそ理想に近づけたいですよね🤗

「人に必要とされている」
「誰かの役に立っている」

それを実感してもらうために

今この瞬間を
「楽しい」
「生きている」
「生きていきたい」

そう感じてもらえるように
介護職の皆さんは
「楽」をしていきませんか🤗

※ちなみに次回②は
よく一番難しいと言われます😁

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