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嫌いな人を好きになってみる。

小学生、中学生時代、自分には嫌いだと思う人がいっぱいいて文句も多かった。最近になってふと、今は人の悪口を言うことが減っているなと気づいた。つまり最近はいい出会いが多くなっている、ということだろうか。

嫌いな人がいたら、一体どうしたらいいのだろう。
人間だから、合う人と合わない人がいるのは当然のこと。

自分だったら、

  • その時だけの関係と思って割り切る

  • 好きになってみる

実際に体験した話なのだが、人間、嫌いな人を好きになることは意外と簡単だったりする。

筆者には小学生の頃から家族ぐるみで割と仲の良かった友達がいた(以下Aちゃんとする)。
近所に住み、一緒に学校に行き、一緒に習い事も通った。

ある時からそこに別の友達が加わった。
どのような経緯でその子とも仲良くなったか覚えていないが、その子と3人で遊んだり、塾に行ったりした。

唯一この二人と違っていたことは、部活に入っていなかったこと。

二人は同じ部活に入り、何度か同じクラスになったことで、さらに多くの時間を共に過ごしていたこともあってか、仲がさらに深まっていた。
その頃からか、大したことではなく面白がる程度にだが、色々言われたりされたりしてきた。だから二人のことがすごく嫌いになった。

さらにムカつくのが、そういう人間に限って、他の子に好かれて友達が多かったり成績が良かったりする。

自分にはわからない話で盛り上がられたり、よくある仲間はずれをされたり。

Aちゃんとは家族同士で関わりがあったから、離れることはなかったけど、本当に長い間ずっと嫌いで嫌いで仕方がなかった。

そんな自分だったのに、今では時々3人で会って遊んだりする好きな友達になった。

なぜこうなったか?

「明日から好きになってみよう」

突然こういう思いになってそれを実行できた、ただそれだけのこと。

嘘っぽい話だけどほんとの話。

自分でも信じられないくらい、この考えがふと頭をよぎってから、同時に嫌いと思うこと自体をやめて頭を空っぽにできた。
そうするといつの間にかその子のいいところが見えるようになって、気のせいかAちゃんも柔らかくなっていた気がする。

そして実際にAちゃん本人に、実は昔嫌いだったって直接言えるまでになった。

もちろんそんなの誰にでもできる話ではない。

どうしたって合わない人間はいる。

でももしこれが出来て、嫌いな人を好きになれたら、そっちの方が自分も気持ちいいと思う。

簡単なことではないかもしれないけれどこれを聞いてやってみよう、とか、何かしらのきっかけになれば嬉しい。



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