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福岡市西区今津干潟石積み作戦!

福岡市は西区にあります今津干潟

生きる化石カブトガニの生息する
たいへん、貴重なエリアです
その他にもコメツキガニやテッポウエビ
さまざまなイキモノが住んでいます

そんな干潟の観察をしております
通年での観察はまだ一年目で
細かい変化などを体感するには
まだまだなのですが

この干潟は大学の研究所などでも
研究されている場所であり
その地形の変化などに警鐘が…

というのも、福岡市は埋立地や
住宅ができたことでの排水経路などにより
干潟内の砂の流れに少しずつ変化が。
その変化がつもりつもって
干潟内の砂が減っている⁉︎

逆に地底には積もっていて
遠浅な感じだけど、浅いということは
水面から出ている部分が減るので
カブトガニの産卵地なのにうまくできない
孵化できてもうまくご飯食べれない
というカブトガニ目線に見ると
大きな変化であり、ピンチ状態

そこで砂を堰き止めて本来の干潟に戻そうという
今回の今津干潟石積み作戦!!!

計3箇所での石積み
石を積んでも波の力は強大ですので
いつかは流されてしまうだろうけども
まずはうまく砂が定着するかの様子見


草スキーのソリ🛷のような物で
干潟内の大きめな石を運びます。

というのも人工物は急に入れれないし
とにかく陸、外部から異物を
入れるということはできないのです

大人20名ほどでせっせこ運びます
この今津エリアの皆さん
長靴を持っておられるのは地元カルチャー
なのでしょうか…と、ツッコミたくなる

曇り空でしたが作業中は雨も降ることなく
サクサクと作業の進みます

なんとも大きな沖シジミも発見!


↑このような具合に詰んでいきます
長さは5メートルもなく、
高さは50センチもありませんが
三箇所も積むとさすがに腕がぁ…なんて言いながら

この今津には元寇防塁もありますが
あれは高さ3メートル奥行き2mはないけど
流さは何キロだっけ…

あんなん、よく作ったよねー。とか
お城の城壁とか、万里の長城!とか
あんなん、作るとか考えられない…とか

石積みの苦労を痛感しつつ
これでうまく砂の定着してくれたら
いいなぁーと

詰み具合のわかるようにマーキングしたら
50センチ角のフレームを当てて記録撮影

これにて作業は終了!!!

波に向かって垂直な石積み群と
平行な石積み群も1列、
どのようになってるのか観察するのが楽しみです

そして、地域の方からカメノテを頂きました
塩の感じとかがたまらん!
良いツマミです、

獲って並べるほどでもないと市場の人が言ってた
だから出回ることはないのだろうけど
たまに飲み屋で珍味として出されたりする
亀の手みたいだからカメノテと言う名の貝

イカみたいで美味しい。

ともあれ石積みは無事に完了!!

また観察していきます!

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