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モレやダブりをなくす「MECE」という考え方

MECEとは

MECEは、Mutually Exclusive, Collectively Exhaustiveの略で、ふつうはミーシーと読み、「漏れなくダブりなく」とも訳されます。
引用: https://diamond.jp/articles/-/61247?display=b

ロジカルシンキング(論理的思考)が、物事を正しく認知したり、相手を説得したりする際に重要であることは、経験的にも広く知られています。
そんなロジカルシンキングの基本的な考え方の一つが、MECEです。

MECEのメリット

MECEのメリットは、漏れやダブりを抑え、物事を論理的に正しく捉えることができることです。
例えば、何かの事象の原因を考えるとき、原因の仮説に抜け漏れがあった場合には、正しく原因を認知することができません。
正しく原因を認知できていない状態で、対応策を練っても効果はあまり期待できないでしょう。
しかし、漏れなくダブりなく原因を洗い出すことができれば、より効果的な対応策を考えることができます。

「モレなくダブりなく」の具体例

しかしながら、物事を捉える上で、ある要素が抜けてしまっていたり、あるいは重複していたりすることは珍しいことではありません。

例えば、「サービスを利用するターゲットを明確にする」という課題があったとき、「20歳未満」「20歳以上」「女性」「男性」とターゲットを4つに分類した場合を考えてみましょう。
この場合には、ターゲットの分類でダブりが生じています。

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なぜなら、「20歳未満」の中にも「女性」「男性」が含まれ、「20歳以上」の中にも「女性」「男性」が含まれており、要素が重複してしまっているからです。

他にも、経営の要素とされる「ヒト・モノ・カネ」には漏れがあるとされ、最近では「ヒト・モノ・カネ・情報」の4要素が経営の要素として表現されるようになりました。

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このように、全事象を重複や抜け漏れがない状態できちんと捉えられている状態を、「漏れなくダブりない」状態だと言うことができます。

MECEの実践「ロジックツリー」

MECEを実践するために利用できるものとしてロジックツリーがあります。
これは、ツリー状にMECEに分解していく手法です。
▽ロジックツリーについてはこちら
https://note.com/note_mh/n/n5c7ec7882ee5

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他にも、3C分析・SWOT分析などの方法があります。

さいごに

今回、MECEについて学び、この考え方を持っているかどうかで、物事の捉え方が大きく変わると感じました。
抜け漏れをなくすことを念頭に置きながら、全体を俯瞰する癖をつけていきたいです。


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