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重要度を理解する!パレード分析とは

はじめに

今回紹介する、パレード分析。どのような分析方法なのでしょうか。
例えとして、私が高校生の時所属していたバスケットボール部の話で考えてみましょう。
ある試合のそれぞれの部員の得点数を、降順に並べたとします。すると、個々の得点数の違いがわかるとともに、この試合で活躍した部員を知ることができますよね。
しかし、このパレード分析を用いれば、上位○名の部員が総得点数の●%を占めているという捉え方をすることができるんです。
そうすれば、この得点数の高い部員が試合にどれだけ貢献しているか、その貢献度をより理解することができますよね。

ビジネスにおいては、

売上や利益に貢献している自社の製品や顧客を把握し、施策の決定・資源配分に活用する。
トラブルの原因のうち主なものを見極め、費用対効果の高い解決策を打つ。

このような場面で、このパレード分析が有効に用いられることがあるそうです。

分析の方法

続いて、分析の方法について紹介します。
分析の際に必要な情報は以下の二つ。
⚫︎ 比較したい構成要素(量)
⚫︎ 構成要素の累積量
上を棒グラフに、下を累積の折れ線グラフにすることにより、分析を行うことができます。

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※イメージ図
(この場合、上位ABによって全体の約70%を占めていると分析することができます。)

ポイント

このパレード分析では、以下の2つのポイントがあります。

・20-80の法則、30-70の法則に惑わされない

20-80、30-70の法則とは、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論のこと。
2割の構成要素が、8割の数値(売上など)を生み出しているとする経験則です。
しかし、企業や業界によっては、10-90などの数値となる場合があるので、
正確な値を確認するには、このパレード分析を用いて判断することが必要です。

・小さな要素をすぐに切り捨てない

このパレード分析では、重要視する価値の高い要素が明らかになります。
しかしながら、小さな要素だからといって機械的に切り捨てないよう留意することも重要です。

まとめ

今回、新しい分析の方法について知ることができました。
仕事を行う際には、考えうる施策の中でより効果のあるものを理解し、取捨選択をしながら施策を行っていく必要があると考えています。
この分析は、構成要素の重要度を把握し、どこにターゲットを絞って取り組むべきかを考える上でとても役に立つ方法だと思いました!

参考: Globis学び放題





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