好きを強く語れないINFJの私
以前「好きなことを語る人が好き」という記事を書いた。
その記事でも書いたのだが、私は好きなことを聞かれると 脳みそがフル回転する。
会話が続かなかったらどうしよう…
そういうの好きなんだ〜とか偏見を持たれたら…
何それ?と言われて語れなかったら…
とにかく好きなものに対して自信がない。
そもそも、自分に自信がないんだけども。
答えを複数持つ
まず何を聞かれるにも「色々好きですね〜」「結構ジャンルが幅広いんですよ」と答えてしまう。
さらに、例えば? と聞かれると
その人との距離感、年齢などを考慮して1番良さそうな答えを提出する。
仲が良い子にはまた別の回答を言う。
(※ここで重要なのが、もちろん全回答きちんと好きなことである。嘘はついてない。)
映画や漫画、アニメに関しても同じ。
まず「色々見るんですよね〜」と話す。
これもまた具体例が人によって違う。
映画に関して言うと「ジブリ」と答える人と「冷たい熱帯魚」と答える人がいる、といった感じだ。(もちろんジブリ、冷たい熱帯魚は共に好きです)
おすすめという行為ができない
自分が好きなものをお勧めできない。
勧めて微妙だと思われたらどうしよう…
いやそもそもこの子と私の好きなジャンルがだいぶ違うからな…
などとあれこれ考えてしまう。
例え勧められたとしても「どこが面白いの?」などと聞かれると、私が思う面白いポイントよりその子が興味を持ちそうなポイントを言ってしまう。
怖くてその後「どうだった?」なんて聞けない。
なんとも言えない顔をされると「あぁ微妙だったんだな」なんて察して勝手に凹むから。
逆に強くおすすめされるのも少し困る。
そのジャンル苦手なんだよな〜 とか
勧められからには やらなきゃだよね…
どう?なんて聞かれたらどうしよう…
などと重く捉えてしまうからだ。その事は勧めてくれたご本人には到底言えない。
同じものが好きな人に好きと言いづらい
これは個人的なものかもしれない。
これが超好きなんだよね!と言う人を前に
私もそれ好きなんだ!と発言しづらい。
仲の良い人ならまだ大丈夫だが、
距離感の微妙な人だと特に気にする。
その人の好き度はどれくらいかな…
その程度で好きなんて…とか思われたらどうしよう
言うタイミングを逃した…
なんて頭がぐるぐる働く。
もし言えたとしても
実は……みたいなテンションで
ゆっくり小さく手を挙げるように
私もそれ好きでして…と恐る恐る言うのだ。
好きなことを語るのはいまだに難しい。
長いこと仲が良くても、言ってない趣味すらある。隠してるわけではなく ただ単に言ってない。
皆んなそんなもんなのかもしれないが、私はなぜか“好きを語れないこと”に悩む時がある。
(好きなことを語る人の純粋なキラキラが眩しいからかもしれない。)
全ての好きを曝け出せなくても、
あれこれ悩みながら話しても、
好きな気持ちに嘘はない。
それだけで、本当は十分なんだろうな。
おわり
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