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〈ひとりごと日記〉 ラジオとの思い出

私の子供時代はラジオと共にあった。

実家の台所にはテレビがなく、代わりにラジオがあった。そして、私はよく台所で宿題をしていた。

母や祖母が夕飯の支度をしている横で。
はたまた誰もいないお昼過ぎ。
夜の静かな時間にこっそり。
私は台所でよくラジオを聴いた。
(もちろん宿題もちゃんとしていた)

あとは母が運転する車。
買い物の帰りなどにラジオを流していた。
私はそれを助手席で一緒に聞いていた。

学年が上がると、自室で勉強するようになる。
そして自室でもラジオを聴くようになった。


当時は「スクールオブロック(SCHOOL OF LOCK!)」を聴いていた。ラジオの中の学校がテーマ。
同世代が全国で繋がっている感じも良かったし、流行りのアーティストの曲を学ぶことができた。好きなゲストが特別授業する日はわくわくしていたことを覚えている。
そしてその後の「ジェットストリーム」で静かに眠るのだ。

あとは「あ、安部礼司」というラジオドラマ。
主人公 安部礼司はアラフィフのサラリーマンで、彼とその仲間達の出来事がドラマ形式になっている。
昭和世代には懐かしい選曲が多く、そこで自分が生まれる前の曲を覚えた。

その他に、ラジオパーソナリティがやっている爽やかお昼系のラジオも聴いた。
ラジオから曲を知るアーティストすらいた。

学生の時の話だが
夏になると「楽園ベイベー」がよく流れ、
秋 9月になると「セプテンバーさん」が流れ、
冬になると「粉雪」がよく流れた。
(春は覚えてません…。個人的にCHE.R.RYということで…)

田舎住みの私にはラジオ局が限られていた。
それでもラジオは生活の一部だった。

ヲタク真っ盛りの頃には、声優さんのラジオをPC片手に全力で探して聴いていた。
深夜にPCを準備し、布団の上でイヤホンを付けてラジオを聴いてたのは良い思い出……としよう。


そして大人になった今、引き続きラジオを聴いている。
しかしあの頃とは違い、radikoやポッドキャスト、youtubeなど様々なコンテンツでラジオを聴いている。

最近は寝る前に布団の中で聴くことが多い。
あとは家事をしている間とか。

あの時とは聴く内容も場所も環境も、何もかも変わってしまった。それでも ラジオを聴く生活が変わらないのは嬉しいことだと思う。

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