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個人的今季ベストプログラム

最近、スケート界隈は幸せニュースとちょっと悲しいニュースが混在していて、精神的には忙しい日々。
シーズンオフなのにこれだけ情報が入ってくること自体ありがたい話なんですけどね。でも少し考えすぎることも。

幸いにも私は音楽を聞いたり、ゲームしたり、ゲーム配信見たり、YouTube見たり、テレビ見たり割と色んな楽しみを持っているので上手くスケートの応援ができてますが。

あとは、モヤモヤした時にはやっぱり演技を観るとどうでも良くなります。

そんなこんなで、最近また色んな演技を見返したので個人的に好きな今季プログラムについて語りたいと思います。需要は無いです。自己満です。順位つけるのは諦めたので、男子SPから順に紹介します。



男子編

1. 羽生結弦 SP「Let Me Entertain You」

とりあえず全編通してかっこいい。羽生くんって音ハメ能力がピカイチだからこそ、こういったロックナンバーが似合うんですよね。もう彼のエレメンツがビート。イケイケすぎる。
特にお気に入りは、ドラムの低音に合わせたシットツイズル~スピンの流れ。爽快で何度も見たくなります。


2. 鍵山優真 SP「Vocussion」

アバターも好きなので迷いましたが…。鮮烈な印象を与えたのはやっぱりこちらかなあ。
とにかく踊る優真くんが大好き。コミカルな動きから、ゆったりとした部分まで曲調に合わせてコロコロと色が変わっていくプログラムは観ている側もワクワクします。
スーッと進むスケーティングに安定感のあるジャンプ、綺麗なスピンと技術力も兼ね揃えている。見れば見るほどハマります、中毒性満載。


3. Keegan Messing SP「Perfect」

とにかくまっすぐで純粋で強い男性といった印象を受けました。世界選手権の演技をリアタイしている時はいつの間にか涙していました。
愛のあふれる一つ一つの仕草、滞りなく無駄なものが一切ないスケーティングだけで胸いっぱい。ジャンプは芯が強くて男らしさを感じました。
曲名通りPerfet。


4. 宇野昌磨 FS「Dancing On My Own」

昨シーズンからの継続で、宇野昌磨選手の物語を語る上では絶対に欠かせない大切なプログラムだと思ってます。
流れるようなジャンプ、周りを取り込むようなスピン、昌磨くん比では軽いステップ…各エレメンツが音楽を奏でるようで、その時々の昌磨くんの感情がスケーティングに表れていて…観る度に違った表情を見せてくれるダンオンは今季で一気に好きになりました。


5. Mikhail Kolyada FS「映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』より」

最初のポーズをとった瞬間、コリャダくんの世界に引き込まれるような感覚に陥る。誠実なジャンプ、スピンに、静寂の中ふと感情をあらわにするStSq。彼の心洗われるような美しさはずっと眺めていたいくらい好きです。
本当に復帰してくれてありがとうと伝えたいです。


6. Jason Brown FS「ミュージカル『オン・ユア・トウズ』より『十番街の殺人』」

全体を通してステップやつなぎが本当に複雑。目を一瞬たりとも離してはいけないくらい。バレエジャンプからの3Fとか目を疑ってしまうくらい踊りの一部になっている。そしてジャンプも決まってまとまりがある。さらに後半失速することなくむしろ盛り上がりとともにスピードが増していく。すごすぎます。



女子編

1. 紀平梨花 SP「The Fire Within」

普段はおっとりした紀平ちゃんですが、内なるスケートに対する情熱がうまく表されたプログラムだと思います。
とにかく身体の動きが濃い。見ごたえ抜群。
8分音符のメロディーの音を一つ一つ丁寧に拾いつつも、様々な表情を魅せ続けるStSqが特に好き。


2. 坂本花織 SP「Bach A La Jazz」

曲だけ聴いた時はあまり想像つかなかったのですが、演技を観て個人的に凄くハマりました。
花織ちゃんのスケーティングって凄く伸びるんですけど、力いっぱいって感じはあまりしなくてストレスフルなんですよね。だから、前半の静けさにはもちろん、後半のジャズ調部分での余裕感があってこなれた雰囲気にもマッチする。お洒落そのものです。


3. Elizaveta Tukutamysheva SP「Lovely」

リーザの世界選手権の演技は鳥肌たちすぎてやばかったです。素敵すぎてドキドキが止まらない。
ジャンプに高さがある分回転速度が遅めで余裕があって、すごく雰囲気にぴったり。なんだろ、とにかく大人の余韻がすごいんです(求:語彙力)。
ラストのポーズとか毎回わかっているのにうっとりしてしまいます(笑)


4. Yelim Kim SP「愛の夢」

韓国女子は全然追えていなかったので世界選手権でお初だったのですが、そこからひそかに気になっている選手です。
ダイナミックなジャンプだけど、柔らかい。芯がありつつも音楽にすっと溶け込んでいくスピン。指先までが美しい丁寧なStSq…。本当に上品で素敵な演技。


5. 宮原知子 FS「トスカ」

どこを切り取っても美しい身体の動きと情熱的な歌声が合わさっていて心が震えっぱなし。鐘が鳴るシーンからStSqにかけて徐々に高まりダイレクトに伝わる感情に、いつ見ても圧倒されます。
知子ちゃんの演技が好きだ、と改めて強く思ったそんなプログラム。


余談


今回は各選手につき一つという縛りのもとでプログラムを選びました。また、競技用プログラムのみの紹介としました。本当はもっともっと語りたい演技があるのですが、11個に絞りました。(これでも多いですよね、でも頑張ったんです…)

今シーズンは試合が少なかったですが、その分一つ一つの大会の演技をじっくりと見直すことができました。まだまだあまり知らない選手もたくさんいるので、これからもっともっと多くの演技を観ていきたいと考えています。あと、アイスダンスとペアはほんと素人なので、これから勉強していきたいと思っています。

今から来シーズンがほんと楽しみです。来季は少しでも多く試合が開催されますように。

以上、需要があるかどうか不明ですが、個人的今季ベストプログラムの紹介でした。

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