優勝おめでとう
グランプリシリーズが始まって気づけば第4戦のNHK杯が幕を閉じようとしています。
毎試合追うことができてるわけではないしnoteを書くつもりはなかったけど、競技がすべて終了した今、溢れる想いのままに書きたくなりました。
良かったらお付き合いください。
私は、一年スケートから離れた期間を経て昨シーズンにまたスケートにハマった者です。
昨年の全日本で久しぶりに昌磨くんの演技を観たら、別人のようでした。いや、平昌五輪の時と少し重なる所もあるかもしれません。とにかく、ここ数年の昌磨くんとは明らかに異なっていました。
溢れ出る「スケートが楽しい」という気持ち。それは、私が彼の元に戻って来て欲しいと願っていたものです。
平昌五輪後は特に、自分自身にプレッシャーをかけて、頑張らなきゃと追い込んでいた昌磨くん。何か笑顔で楽しむことってトップになると難しいのかな…(そういう話を引退した選手からよく聞くので)なんて思っていました。しかし2019-2020シーズンでの経験から昌磨くんは私の想像より前に進んでいて、とても嬉しくて感動して涙が止まらなかった…それが昨年の全日本での一番の思い出です。
続く世界選手権と国別対抗戦では、少し寂しく感じることもありました。
結果を残念がっているわけではないです。それぞれの試合を迎えるにあたり、昌磨くんはどんな状況にいたのか分かった上で、できる限りの演技をしてくれたことを嬉しく思っています。
ただ、全日本で観せてくれた演技、「もっとスケート上手くなりてぇ」という言葉。昌磨くんはもっともっとできるという可能性に満ちているけど、練習も凄く頑張っているけど…。結果はそんな簡単についてこないんだなって実感する場でもありました。
過去と比べるのは良くないかもしれませんが、4年前の世界のトップ選手と争い合っていた位置に昌磨くんなら戻ってこれると思っていただけに、もどかしい気持ちが大きかったです。
今シーズンの昌磨くんは、充実した練習や成長したいという気持ち、調子が良いことなどからジャンプ構成を引き上げ、自分は世界でどの位置まで行けるのかを知ろうとしています。
JOやスケートアメリカで今の昌磨くんが評価されつつあり、今回のNHK杯での結果に繋がった時、私はとても嬉しかったです。攻めきれない部分とか課題はある中でも、この経験はこれから高難度に挑む時の自信になるはずだから。今の自分は違うんだって…。
昨シーズンが終わってボレロを初めて観た時、今年の宇野昌磨は違う、もっと彼に期待してもいいかなって思えました。この気持ちが試合の度に溢れてくるんです。ただ楽しんでくれれば…という気持ちから、「おい3Tは!!!」ってステファンとともに突っ込めるなんて…二年前じゃ絶対に想像出来なかったですよね?笑
そのことを考えただけでも泣けちゃうような、それくらい私にとってこのNHK杯は思い出に残るものになりました。
GPF、全日本、北京五輪、世界選手権…まだまだ試合は続いていきます。昌磨くん今回の演技に満足していないので(ガッツポーズが出なかったのです)きっと後の試合では今日を上回るような演技をしてくれるはずです。
こんなにもこれからを期待できる楽しさ、感動をありがとうという気持ちでいっぱい。
ああ宇野昌磨選手を応援していてよかったと思ったそんな一日でした。
改めて優勝おめでとうございます、そしてGPF進出もおめでとうございます。
GPFの会場で昌磨くんの演技が観られることを楽しみにしています。