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きっちゃんのつぶやき「大切にしたい“いろいろな遊びを考えだし工夫していく力”」

 久しぶりの投稿になります。少しさぼってしまいました。
 さて今回は、幼児期の子どもたちが「遊び」の中で何を学ぶのか改めて考えてみたいと思います。

 園児たちは、砂場で山を作ったり、積木やブロックを積み上げたりしてよく遊びます。砂場の砂は、そのままでは全く「無秩序」なもので、それを山にすることはひとつの「秩序」ある姿を作ることになります。同じように、積木もばらばらのものを組み立ててひとつの形あるものに仕立てる行為であり、無秩序から秩序を作る作業です。

 ままごとでは、「○○ちゃんはお母さん役ね」「○○ちゃんはケーキ屋さん」と役柄ごとに振り分けて、ひとつのストーリーを作っていきます。これも不特定多数の人物をひとつの物語に沿って秩序立てる遊びです。

 白梅学園大学の汐見稔幸氏は、「遊びの本質のひとつは、無秩序の中から少しずつ秩序を作り上げていくということ」だと言われています。また、「いろいろな遊びを考えだし工夫していく力は、学問を上手に、また面白くする力に転化できる可能性がある。上手に遊べる人は、学校の勉強もできる人になる可能性が高い。」と言われています。だから、幼児期はたっぷりと遊ぶことが大切なのです。

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