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きっちゃんのつぶやき「一人ひとりに内なる”お守り”を」

たったひとりしかない自分を、
たった一度しかない一生を、
ほんとうに生かさなかったら、
人間、うまれてきたかいがないじゃないか。

 この文章は、栃木県出身の作家、山本有三さんの小説「路傍の石」の中の一節です。これは、自分の人生を大切にするということは、それそのものが周りの人、家族や友人をも大切にすること、自分を祖末に扱うことは周りの人の人生を疎かにすることなんだと、主人公の吾一少年に諭した言葉です。

 「自分が自分であって大丈夫」という自己肯定感。自己肯定感の低い子どもは、自分の将来に対して希望が持てず、結果的にやりたいことや得意なことを見つけられないまま進学、就職などを経て大人になってしまいます。

 自己肯定感は、言ってみれば自分が自分であることを支える、内なる「お守り」のようなものです。子どもたち一人ひとりに、この「お守り」が持てるように、学校・家庭・地域一緒になって子どもたちを見守ることが大切ですね。

 厳しい冬の寒さに耐えて立っている木々の芽がこれから膨らんできます。さて、どんな芽が出るでしょう。どんな花が咲くでしょう。これからの子どもたちの成長が楽しみです。


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