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「こんな解答どうでしょう?」第25回キャリアコンサルタント論述試験解答例。


25回キャリアコンサルタント論述試験
(CC協議会)はフリーランスで働く方の
相談でした。

論述試験は模範解答例がないので、
この解答が「正しい」か「間違い」は
分かりません。あくまでこの解答例も、

へえ、こんな風に答える人もいるのか~

と、いうひとつのご参考になれば幸いです。

※解答用紙に実際にシャーペンで記入後、
文字起こしして文字数をカウントしました。


設問1 
絵を描くことが好きでデザイン会社に就職後、フリーのイラストレーターとして独立したがコロナ禍で収入減。結婚を考えているのでしっかり生活できるようにしなければいけないが、生活を安定させるにはどうしたらいいか。 (102文字)

設問1の解答例

相談者は
「会社勤めに戻りたい」「フリーランスを続けたい」
とも明言しておらず、最後の発言にある、
生活を安定させるにはどうしたらいいのか
というのが最も訴えたかった事なのでは
ないかと感じました。

設問2
経営が厳しい状態やフリーランスと会社勤めとで迷う気持ちを受け止め、発言を要約することで、どうしていけばいいのかわからなくなっている相談者への客観視を促す。(77文字)

設問2の解答例

共感的理解をあらわしている発言かなと思いました。

設問3⑴問題
①仕事や結婚、生活等のキャリアビジョンが不明確で、思い込みで不安になり空回りしている様に感じる。②収入を増やす努力が無いまま会社勤めを考えていて、フリーランスの仕事理解不足を感じる。(91文字)

設問3⑴の解答例

※キャリアビジョン➡私生活も含めた「なりたい自分」のこと。

発言の中に「思い込みかな?」と感じられるところが
あったので、確認を取る必要があるのではと考えました。

設問3⑵
①「油絵では生活できない」「フリーランスは厳しいかな」「自分が何とかしないと」「ちゃんと生活できるようにしないと」等の発言に具体的な根拠や周囲への相談がない。②もらっていた仕事の収入が減り焦りを感じているが、新しい仕事先を増やす視点がない。(120文字)

設問3⑵の解答例

相談者さんが仕事をもらっているのは
主に前の会社から。それもコロナ禍で
減ってしまったという厳しい経営状況を前に、

「フリーランスでもっと稼ぐには?」
という視点があってもいいのでは、
と感じました。

さらに厚生労働省のHPによると、
令和2年には全体の68.4% が共働き世帯です。

共働き等世帯数の年次推移|令和3年版厚生労働白書ー令和時代の社会保障と働き方を考えるー|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

結婚生活に必要なお金はすべて相談者が
稼がないといけないのかな?
という疑問も浮かびました。

設問4以降は有料記事になります。

有料記事部分には、

・設問4の解答(222文字)と解答理由
おまけ資料として「こんな考えは?」という
 今回の問題全体に対しての3つのコラムを掲載。

ちらっとサンプルを。

設問4の解答のサンプル
好きな「絵を描くこと」を仕事に出来た才能や人脈を強みとして再確認してもらうため・・・・・・・(中略)・・・・・・具体的な「生活の安定」を言語化して・・・・・・(中略)・・・・・・共働きやフリーランスの活動を・・・・・・(中略)・・・・・・・・支援していく。(全222文字)

続きは有料記事へ

おまけコラム③のサンプルも。コラムは全部で3つ。

その③ 「油絵では本当に〇〇〇〇〇〇?
相談者は「絵を描くことが好きで油絵を学んだ」としつつも・・・・・・・(中略)・・・・・・収入を増やす視点で考えるのもありでは。設問4で書いた解答のように、費用を抑えて実家や貸し教室で教える他に・・・・・・(中略)・・・・・・魅力的で大きな強みになるのではないでしょうか。

おまけコラム③サンプル

それでは、ここまでお読みくださって
有難うございました。

有料記事が「こんな考え方もあるのか」
という新しい視点の広がりや、
ご自身の解答との共通点の発見の
お役に立てれば嬉しいです。

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