生きるのが面倒だ。

最近、生きるのが面倒だ。
楽しいこともないし、熱くなれる夢もないし、生きる意味が見当たらない。

なのに、辛いことはたくさんある。
まず、生きている限り働かないといけないのが辛い。
毎日職場に行って、自分の代わりはいくらでもいるような作業をこなして、帰ってくたくたになる。
そんな風に疲れるのが嫌すぎて辛い。

「だったら死んでしまえ」と思うかもしれないけれど、そういう問題でもない。
死ぬのも辛い。
「死」事態は問題じゃないけど、死ぬ前に病気にあったり、事故にあったり、苦しまないといけないのが辛い。
ああ、親や祖父母や兄弟が、年々年を取って死に近づくのも辛い。
誰かの死を見るのも、自分の死も怖いから辛い。

こんな風に、生きている限り、辛いことは山ほどある。
なのに、楽しいこと・嬉しいこと・幸福なことは少ない気がする。

勝手に産み落とされて、死ぬという運命は決められている。
バッドエンドが決まった人生を歩むのだから、ほとんどの人は、何もしなければ不幸だ。
好きなものや趣味と出会った人は、死までの道中を楽しめるから、幸福かもしれないけど。
でも、やっぱり大体の人は不幸だ。
仕事や家事や子育てが忙しくて、多くの人は自分の不幸を忘れている。

そして、死の直前に、ふと思い出したように、
「あ、不幸だったな」
「もっとこうしてればよかったな」
って、後悔するに違いない。

私は、来年から社会人だから、バッドエンドへのジェットコースターに乗ったようなものだ。
毎日の忙しさにかまけて、自分の不幸を忘れて、最後に不幸をかみしめながら死ぬに違いない。

だったら生きる意味なんてないんじゃないだろうか。

死ぬ気はないけど、生きるのが面倒だ。

どうせ死ぬ、と思う深夜。｜休暇｜note