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友だちの有効期限

しばらく連絡を取らない人とは
友だちじゃなくなっていく。

………という話を聞いた。

友だちの席はあらかじめ決まっていて、時間の流れとともにその席に座る人は次々入れ替わるのだそう。席から外れた人から「久しぶり〜!」と連絡が来ると、気まづいどころかイヤな気持ちになるらしい。

そういう感性って普通なんだろうか。

友だちって、一度友だちになったら相当な事情がない限り一生友だちなんだと思ってた。連絡回数が減ったり、途絶えたりしても、久しぶりに会ったらフツーに話せるのが友だちなんじゃないの!?って驚いてしまった。

私はもし大学の頃の友だちから「山形に遊びに行く」って数年ぶりに連絡がきたとしても、全然ウェルカムだけどな。連絡ありがとー!覚えててくれてうれしー!近況報告しようねー!ってなる。多少の気まずさはあるかもしれないけど、不快でない事は確か。

私は結構「変わってる」側に立つことが多いけど、今回ばかりはまともな主張をしてる気がする。

クラスや所属するゼミが少人数で、どうしても関わりを持たざるを得なくて、なんとなく友だち“風”を装っていた…とかなら仕方ないけど、短い期間でも心がつながったなら、そうそう簡単に縁は切れないと思ってた。

理想をいうと、年に1回とか、なんならオリンピックの開催年だけに会う、切れそうで切れない薄い縁が複数ある状態を望んでる。その縁がその薄さのまま一生続けばいいのにって思ってる。

「ま、お互い別の道を選んだけど、ボチボチがんばってこーね」「近くに来たら連絡してよ」「またあそぼーね!何年後かわかんないけど」って言えるような関係って、最高じゃない??そういうつながりって、いくつあっても良くない??
私は憧れるんだけどなぁ。

私も有効期限が切れたら、友だちの座席から追いやられちゃうんだねって、ちょっと悲しくなった。
その時が来るまでは、仲良くしてくれよなぁ!

2024/07/07_62

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