3時の読書

最も優雅な午後とは、おやつを食べながら小説を読むこと。

これはきっと美貌と教養の平衡点、キャサリン妃と同じ趣味。


と言うことで、私がおすすめしたい小説とお菓子をいくつか紹介します。




・花の鎖(湊かなえ)

(あらすじ)
お母さんの元に毎年届いていた「K」と言う人物からの謎の花束。美雪、紗月、梨花と言う3人の女性を花の記憶が繋いだ時に見えてくる真実とは?


最後の一文でパズルの最後のピースが埋まって一気に絵が見えてくる感じがすっごく爽快です。ソーダ味のシャーベット。シャトレーゼで1番安いやつね。開店以来の霜がこびりついた冷凍庫にあるやつね。



・ボクたちはみんな大人になれなかった(燃え殻)

(あらすじ)
ある朝、ボクは昔の恋人に間違えてFacebookの友達リクエストを送ってしまう。人生で唯一自分よりも好きになった人との出会いから別れまでを描いた作品。


一文一文の表現が綺麗で心の芯の部分に語りかけてくれるような感覚になります。電子レンジの温め方みたいな。心のアルミホイルは剥がしておこうね〜。



・盲目的な恋と友情(辻村深月)

(あらすじ)
一瀬蘭香と茂美星近の激しい恋とその終焉。その歳月を蘭香の親友、瑠璃香の目から見るとまた別の真実が浮かび上がる。男女の、そして女友達の妄執を描いた作品。


異性、そして同性に溺れる様が濃く深く、えぐるように描かれています。そう、まるで天一のスープをバイカル湖に継ぎ足し継ぎ足し。仕込みは店長と2人だから気まずいね〜。

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