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ローカル満喫!"オラーム"食べて、絶景ポイントに行って、托鉢を見る!【ラオス・ルアンパバーン】

今回のnoteで再登場するラオス人のPさん。実は今でもFacebookで時々やりとりをする仲である。

日本から出たことがなかった頃の私は、正直「その時自分のいる場所で濃く関わっていない人との付き合い方」がうまくなかったと思う。例えば進級してクラスが変わったら、前のクラスで一緒だった人とどうやって付き合っていけばいいのか。
もちろん完全にリセットされるわけではないし、親友と呼べるような人は別だ。問題はちょっと仲が良かった人。本当にたまーに連絡は取るのだけど、この「たまーに」が本当に「たまーに」なのだ。「自分のことなんて覚えていないんじゃないか?」と気後れして連絡を取るに至らないのだ。そして段々「たまーに」の期間が長くなっていき、最終的には連絡を取らなくなる。

けれども旅に出てからは、なんだかその気後れがなくなった気がする。
たぶん昔の私は怖かったのだ。「誰?」って思われるのが。でも今だったらそんなこと気にしない。だって自分がその人に連絡を取りたいのだから。それで返信がなかったら…もちろん傷つくけど、でもそれでもいいと思えるのだ。何かのタイミングで私のことを思い出してくれたときに連絡をくれたらいいなと思うだけで。

あの1年の世界一周の旅は人としての色んな変化をもたらしてくれた、と今振り返っても確信できる。

2016/7/17投稿

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ルアンパバーンには結局4泊もしたのですが、今回はそのときに食べた"ルアンパバーンの"名物料理と絶景ポイント、一度見てみたいと思っていた托鉢について書きたいと思いまーす![2016/14,15,16]

■ルアンパバーン名物「オラーム」

スローボートの旅で知り合った英語が喋れる現地人・Pさん。彼の地元がルアンパバーンだということもあり、Pさん、そして宿で仲良くなった皆と一緒に食事をすることになりました。

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(バックパッカーらしからぬ、リバーサイドでの食事!!ルアンパバーンの夕暮れは、なんだか神秘的です。)

この日は総勢5人での食事。みんなでシェアできるので色々と頼みます。私の「ロコフードが食べたい」というリクエストで注文したのが、こちら!

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オラームというスープです。こちら、ラオス名物というより、ルアンパバーン名物らしいです。「ラオス風シチュー」と言われることもあるそうですが、私が食べたお店のものはさらさらで、日本人からするとシチューではなく、やはりスープと言いたいところ。
たっぷりの野菜と牛肉が入っています。牛肉だけでなく、豚肉や鶏肉も選べましたが、Pさんのおススメで牛肉に。香草の強い香り。スパイシーで独特の味付け。日本ではお目にかかれなさそうなスープでした。


■絶景ポイント「プーシーの丘」

ルアンパバーンの街を一望できるのが、このプーシーの丘。ナイトマーケットのエリアからひょいと丘にあがることができます。実は象使いの修行の後、ヘロヘロの体にムチを打って丘に登ったのですが、アラサーにはどこまでも続く階段が若干きつかった。休憩を挟みつつ徒歩で25分ほどもかかってしまいました。

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それでも頂上からの景色を見れば疲れなんて一気に吹き飛びます!

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観光客も地元の人も入り混じって、暮れていく夕日を眺めます。ゆっくりと影を濃くする山、ぽつりぽつりの灯りがともり始める街並み。…なんて贅沢な時間なんでしょう。その美しさに思わずため息が出てしまいました。

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(私は時間のスケジュール上見れなったですが、朝日もキレイそう!)


■托鉢

東南アジアの上座部仏教の国に行って一度は見てみたいのが托鉢!朝一番に鉢を持った僧侶たちが列を作り、信者がお米やらお菓子やら食べ物を壺に入れてお供えする行為です。僧侶たちはこれで必要最低限の食糧を賄い、信者はこれで功徳を積めます。

ルアンパバーンでは現在もこの托鉢が熱心に行われており、また僧侶の数も多いとのこと。朝5時頃に起きて見に行ってみました。

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信者たちは、カオニャオ(もち米)をひとつかみし、鉢の中に入れていきます。子供のお坊さんにはお菓子を入れている人が多かったです。
観光客も信者に混ざって托鉢体験をしていて、私としてはなんだか見ていて複雑な気分。…いや、もしかしたら体験ではなく仏教徒なのかもしれない。

托鉢の列は1度っきりなのかと思いきや、町の中をぐるっと回って何度か同じところを練り歩いていて、私的には衝撃でした。

鉢に入れて持ち帰った食べ物は均等に分配されるそうですが…必要最低限とはいえこれで1日分賄えるのか、ちょっと疑問です。絶対足りないよね。他にも何かお供え物があったりして、それを食べているのでしょうか?

チベット仏教のエリアでは、袈裟を着た僧侶たちが町中で食事をしたり、ナイキのスニーカーを買っていたり、ジムで筋トレしているという様子を何度も目撃しているのですが、ラオスのお坊さんたちはどうなんでしょうか?あまり世俗的な場所では見かけなかったけど。

それでも、湿気をふくんだ薄暗い空の下、オレンジ色の袈裟を身にまとった僧侶たちがゆっくりゆっくりと歩いていくさまは、思わず息をすることを忘れてしまうほど静けさを感じる光景でした。

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