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世界一周の記録(2016-2017)

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noteで投稿した2016年から2017年に行った世界一周の旅の記録をまとめます。
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2020年9月の記事一覧

チベット仏教の僧侶たちも足しげく通う○○がある街・夏河【中国・同仁⇒夏河】

2016/5/30投稿 ------------------------------- 1日ずつ街を移動してゆく旅。この日は同仁(どうじん・トンレン)から夏河(かが・シャーハー)へ移動します。 お天気は相変わらず、くもり時々雨。毛布1枚じゃ耐えられなかったのか朝も寒くて目が覚めました。 朝8時前。Tシャツの上にカーディガン、ユニクロの薄手のパーカー、さらにその上にウインドブレーカーを羽織って外に出ます。 せっかく仕事も何もしてないのにゆっくりせずに、なぜこんなに朝早くか

世界一周の旅で初めて出会った日本人が同大学出身だった。【中国・西寧⇒同仁】

…やっと自分のいるべき場所に来た。大学に入学してから1ヶ月経ったころにそう思った。 私は自分の出身大学が好きだ。学んだ内容はもちろんだが何より大学で出会った同級生たちが好きなのだ。もちろん中学でも高校でも大好きな友達ができたが、大学はまた特別なのだ。 私たちは放送について学ぶ学科の学生だった。低視聴率で1話分削られて放送されるほど話題にならなかったあるドラマが好きだったのだが、初めて「私も好きだった」と言ってくれる人に出会えたし、一日中テレビやラジオの話ができて自分にはない

1日行動を共にしてもこれっぽっちも記憶に残っていなかった旅人とは【中国・湟中】

「そういえば、こんな人もいたなぁ」 自分で言うのもなんだが、私はわりと記憶力がいいほうで、どこの国でどこに行き、誰と出会ったのか、どんなエピソードがあったのか案外憶えている。身をもって体験したことは簡単には忘れないのだ。 けれども今回、この記事に出てくるアメリカ人のことはすっかり忘れていた。お寺に行ったこと、中国語を訳し間違えたこと、そんなエピソードは覚えていたが、この人に関しては全く記憶がなかった。ちょっぴりなんだかなぁと思ったくらいでそこまで嫌な思い出でもないのだが、

自分の名前とおなじ土地を訪ねてみる【中国・青海】

私は自分と同じ名前の人に出会ったことがない。 「青海」 新潟には同じ漢字、同じ読み方の地名にもあるし、いわゆるきらきらネームほど奇をてらったものではないが、人の名前としては出会ったことがないのだ。観光地に行っても名前入りのキーホルダーは一度として買えたことがなく、休みの度に日本のどこかへドライブに連れられていた小学生の時代はかなり寂しい思いをしたのをよく憶えている。 「自分と同じ名前の人なんてきっといないんだろうな」 幼くしてそう悟っていたが、ある日見た『世界まる見え

リアル『世界の車窓から』BGMはカーペンターズ【中国・北京⇒西寧】

『世界の車窓から』が好きだ。車窓という限られた世界から眺める風景と石丸謙二郎の淡々としていながらも、ふとした瞬間に暖かさを感じるようなナレーションにディレクターが取材した乗客の話。そして何よりBGMの選曲が好き。旅の高揚感や孤独感、その回、その回にぴったりとはまった知らない曲を紹介してくれる。 世界一周中は何度か列車も使って旅をしているが、一番『世界の車窓から』感があったのは、中国の鉄道だった。 2016/5/23投稿 --------------------------

中国の人は基本優しいと思った一日【中国・北京】

世界を旅しているとその土地土地で優しいひとたちと出会うことがある。自分はこの国ではいい出会いに恵まれたけど、他の旅人の話を聞くと散々だったらしい、なんてこともよくあり、「その国にフィットできたか、できなかったか」、そういったことも旅中によく考えていた。 2016/5/22投稿 -------------------------------- 今回は北京3日目の話です。この日は宿の目の前にあるお店で包(パオ)を食べてからスタート! 蒸し餃子もあったのですが、ここ3日間全く

こころの赴くままに訪れた街にはきっとその理由がある。いま世界一周出発前の予定ルートを改めて見て思うこと。

せっせと書きかけだったブログから転載作業を行っているところだが、ちょうど、どんなルートで旅をするかという所信表明をした記事に出くわした。あれから3、4年経つ。実際に自分が旅してきた軌跡は決して忘れることはないが、当初の予定に関してはすっかり忘れてしまっていて、改めて読んでみると自分でも驚いたのでnoteで一記事書いてみることにした。 ちなみに元の記事は出発前日の23時56分に投稿されていて、このときにやっと世界一周をするという実感が湧いてきたと綴られている。予定ルートを忘れ

小籠包と…やっぱり餃子。シャンプー、夜市…最後まで台湾まみれ

改めて自分の文章を読んでみると、3年前のそれはやたらめったらテンションが高い。若さゆえなのか、ブログ村の雰囲気、あるいは世界一周への興奮がそうさせていたのか…。 2016/4/24投稿 ------------------------------- どうも!オウミです。今回で台湾シリーズもついに(…やっと)最終回です。長々とひっぱってすみません、もう今回の更新はダイジェスト版です。…はい。 …さてさて、皆さまお気づきでしょうか?台湾にきてこの2日間。体調を崩したり何や

士林夜市で餃子はしご

思い返してみると、およそ1年間に及ぶ世界一周の旅のなかでちょい甘ソースがかかった餃子を食べたのってここが最初で最後かもしれない。 2016/4/23投稿 ----------------------------- 九份での観光を終えて台北市内に戻ってきた私たち。時刻は21:00頃(だったと思う)。でも、この日はまだまだ長いんです! まずは"台北の原宿"なんて呼ばれ方もしている「西門(シーメン)」へ向かいます。 九份から瑞芳駅からタクシー 200元(約660円)(←小

台湾のナイアガラと九份へ、いざ

2016/4/22投稿 ----------------------------- ―体調は全快だと思っていた。しかし、私は猫村で急な腹痛に襲われた。 稲葉さんと2人で謎解きが始まりました。 昨日は朝ごはん以外何も食べてない。水はコンビニでミネラルウォーターを買った。朝食べた生煎包は作り置きではなかったし、火も通っていた…はず。いったい私に何があたったのか? 推理をすること数分。…もしや松山文創園區で飲んだSlimming teaが原因ではないか、という結論に至りま

【猫好き集合】台湾の"猫村"で癒されまくる

2016/4/21投稿 ------------------------------- どうも!犬と猫なら迷わず猫派のオウミです。 先週、実質2泊3日で行ってきた弾丸台湾旅行。1日目から体調を崩し、挙句の果てにゲストハウスの部屋を締め出されるという珍事に見舞われましたが、ぐっすり寝て2日目の朝には元気を取り戻しました! この日の朝ごはんは宿の近くにあったゆるキャラのお店で購入。 生煎包1個12元(約40円)。肉まんとかおやきみたいな感じで肉がいっぱい詰まっていておいし

台湾の現代アートと海外の洗礼

2016/4/20投稿 ----------------------------- この日のテーマは「アートを巡る旅」 ということで、まずやってきたのは台北市立美術館。 MRT士林駅→MRT圓山駅 20元(約66円) 駅から徒歩5分ほどで着きます。 入館料:30元(約99円) ここで案の定というか、なんというか18歳以下と間違われました。 いやー、海外に行ったら子供に間違えられまくるだろうと思ってたけど、まさか同じアジア圏でもそう見られるとは…!嬉しいやら悲しいやら…

台湾で知った母国語のあたたかさたるや

初めての海外旅行は2016年3月で放送が終わってしまった番組のパーソナリティだった稲葉智美さんと一緒に台湾をめぐった。しかし最初から現地集合現地解散という若干ハードル高めのすべりだし。ちなみに彼女は私よりも数日早く台湾入りしていて、英語もできて旅慣れている。 2016/4/19投稿 ------------------------------ ―……寒い。 腕を曲げ時計を確認すると、針が指すのはまだ4時。まだまだ寝れると思い瞼を閉じる。 ―……寒い。 いったい今

そのとき私は人生の大きな一歩を踏みしめた

「世界一周をします!」と言うと、どうしても”旅慣れた人”をイメージする人が多かったのだけど、私はというと初めての海外旅行計画、海外航空券購入が世界一周に…。しかしさすがに土壇場で不安になり、旅の練習ということで世界一周出発1ヶ月前に台湾へ行くことにした。 そんな27歳初めての海外旅行の体験記から旅の記録をリスタートする。 前回の宣言どおり、まずは既に公開していたブログの転載を行っていく。内容はほんの少しだけ修正を加えている。 2016/4/18投稿 ---------