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『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』感想

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『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』についてのすてきなドラマ感想をまとめるマガジンです。
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#ドラマ

日記(2023/07/18) 「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」見た #まじ日

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の最終回を見た。 これが、まぁ〜〜良くて!びっくりした!引くほど泣いたわ!! 錦戸亮贔屓で見始めたわけだが、出演者全員素晴らしく、感情が素直に揺れた。 主人公の河合さん、めちゃくちゃすごい人やった。嘘くささが全然なくて、細かい表情で、まぁ、語る語る。 ほんで、贔屓の錦戸亮も、よかった。錦戸亮の演技はいい。とてもいい。かっこいいけど情けなくて可愛い。錦戸亮も表情で語る。亮ちゃんがお父さん役ってどうなんよ、って思ってたけど

かぞかぞ#10最終話 凄く胸に沁みるドラマだった。どんなにお金をかけた大作よりもずっと胸に残る、そしてボクたちの支えになってくれる

ついにこの時が来てしまった…「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」最終話だ。(サムネイルの絵は、ドラマのやつを自分で模写したものです💦) ひとみの実家に挨拶にいった耕助 結婚前の相手のご両親への挨拶も、かぞかぞでは独特。一風変わった大川夫婦のキャラクターが光る場面。オモシロシーンの中に、親の真心というと大仰だが、お父さん(黒田大輔)と芳子(美保純)の親心に泣かされた。 「私の方がひとみを好きや」という母 芳子に続き、酔った父が言う「この人はね!もう!でたら

「家族だから愛したんじゃなくて愛したのが家族だった」(ドラマと原作)

ドラマ全10話 初回:関西弁いまいちと思う箇所が・・・。イントネーションや間合いなど。 ・関東っぽいイントネーションが気になって関西出身者の配役にしてほしかったと思ったのは初回から2~3話ぐらいまで。 回を重ねるうちだんだんと言葉が板についてきて、違和感が薄れていった。 2話:店の前に段差があると無言で入店拒否されてる気持ちになるのわかる。。七実の決意(段差なくす!)にめっちゃ共感した。 4話:わかりみ多い4話だった。ハッタリと勢いは大事。マルチがナイスアシスト。議事録

かぞかぞ⑧俳優の力を信じシンプルに活かす大九D。原作 岸田家の人々への大切なラブレターみたいだ。

かぞかぞ⑧は、七実の祖母大川芳子(美保純)フィーチャー。三世代の母娘が描いてある。ALL WRITEでテレビドキュメンタリー「家族の流儀」取材の打ち合わせの最中、七実がおばあちゃんは「わけ分かんない人なんで撮らないで下さい」と発言し、小野寺から「おばあさんを嫌ってるね?」と問われ「ばあちゃんから勝手に嫌われるようなことしてくるっていうか」との不穏なやり取りで始まる。 二階堂「家族は面倒くさいです」 七実「ん?」 二階堂「っていうことですよね?」 七実「いや、ばあちゃんが面倒

羨ましいなぁ

『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の第8話を見た。 もともと岸田奈美さんのことは知ってたし 共感するところも多くて1話から楽しく見てた。 見れば見るほど涙は溢れてくるし、笑いも込み上げてきたけど、同時に 「ずるいなぁ」 思っちゃった。 あのドラマは全部が実話じゃないのわかってる。 美化されてるのかもしれない。 岸田奈美さんが私より何倍辛くて楽しかったか あのドラマだけでは分からないけど、 私に1番ないもの。私がほしいもの。ほしかったもの。

2023春ドラマ完走文

この3ヶ月も実に沢山のドラマを観てしまった。今期は、始まってすぐに感想を書いたドラマが、最後まで裏切ることなく私の中では好評のうちに終了。 フジテレビ『教場ゼロ』と『あなたがしてくれなくても』、最終回が放送されたにも関わらず次の週に特別編が放送されるというのは珍しいパターン。『教場』に関しては始まる前に相当ハードルが上がっていたと思われるが、終わってしまえば「あれ?で、結局森山未來はどうなったの?」という疑問が残って、特別編でもそこは回収されずじまい。妹とか言ってたよね?映

ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』を観たら、ちんすこうを買っていた話

こんにちは。 「もう一週間たったんか〜!?」を繰り返しすぎる慌ただしい日常。普段なかなか1クールしっかりと連続ドラマを見ることができていない私が、今欠かさず観ているドラマがあります。 それは、ここnoteではおなじみの岸田奈美さんのエッセイがドラマ化された『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』。そこには、“ドラマ化はきっとこうなるだろうの想像”を超えた世界がありました。 🌴🌴🌴 いやそんなことある? いい。すごくいい。 誰かに勧めたい。 ドラマ化された『

かぞかぞ③演じる余白のある脚本、それを感じる余白のある演出、上品な胸に沁みるドラマです

錦戸亮の仕事を見守るために見始めたドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したら家族だった」ですが、その魅力にハマりました。1,2回は錦戸亮の出番はとても少ないが、残された家族(父は他界している)を見ているだけでも常に存在感を感じるものだった。第3話では、父・耕助が亡くなるエピソードが描かれる。このドラマ原作のエッセイも読ませていただいたが、実にいい脚色がされている。声を大にして言いたい。もう、ホント素晴らしいドラマです。 その後、急性心筋梗塞で入院した耕助は、カテーテル治

絶対に、だいじょうぶの巻(ドラマ見学最終日)

「だいじょうぶ」って言葉は、不思議だ。 大好物のウインナーが品切れだったときに弟がボソッとこぼす「だいじょうぶ、だいじょうぶ」は、「しゃあない」っていう意味で。 三者面談でさんざんな通知表を見せながら先生が放った「だいじょうぶでしょう」は、「どこでもええから進路をはよ書け」っていう意味で。 この世に生まれるありとあらゆる「だいじょうぶ」は、言った人にしか、言われた人にしか、訳せない。 そして言った人も、言われた人も、それぞれ違うふうに訳してる。 あの日もらった「だい

【感想】NHKドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』第1話

新垣結衣や松岡茉優の初主演映画を撮ってきた大九明子監督が河合優実の連ドラ初主演作を撮る。 この座組みを聞いた時点で快哉を叫んだ人も多かったはず。 自分もとても楽しみにしていた。 誤解を恐れずに言えば、大九監督はショット(カメラアングルや構図)にはあまり特徴の無い作家だと思う。 被写体(特に女優)を割と真正面や真後ろから撮り、魅力をそのまま最大限に伝えようとする作風というか。 庵野秀明が「画面を完全にコントロールする上で役者の身体性を排除するため」のアップ多用ならば、正反対の

ドラマの撮影現場がすごすぎたので

一ヶ月後、NHK BSプレミアムでドラマ化する『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』を書いた岸田奈美です。 こんな、こんな自己紹介を、できる日が来るとは……! 台本をもらった日、 セリフのうまさとキレの良さにゲラゲラ笑いました。 お話のふくらみと登場人物の成長に涙が出ました。 愛。 その二文字が詰まっている神ドラマ。いいですか。これは神ドラマになります。本当です。信じてください。小躍りが止まらない。 5月14日から放送なので、みなさん、BSアンテナ

ついに出会った!岸本家と岸田家の巻(ドラマ見学1日目)

わたしが書いた『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』がドラマ化され、撮影現場へ行けることになった。 「こんな機会はめったにないんやから」 魔法の言葉を唱え、岸田家の母と弟とわたしの三人が神戸からアホみたいな顔をして駆けつけた。これを唱えたのは、ユニバで滝壺に落ちる瞬間の写真を1500円で買わされた時ぶりだ。 前入りもして、朝7時に起きた。 ドラマ化も初めてなら、現場も初めて。 カモがネギを背負うように、せめて手土産ぐらい背負っていきたいが、右も左も上

輝く一等星、草太くんと良太くんの巻(ドラマ見学2日目)

ダウン症の人が、連続ドラマでメインキャストを演じるなんて、日本で初めてのことだ。もしかしたら世界でも。 世界中から絶賛された映画『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』を観たとき、ザック・ゴッサーゲンみたいな名優が日本にもいたらいいのに、とわたしは強く強く願っていた。 まさかそれが、わたしの原作で叶うなんて。 日本に障害のある役者さんはいるけど、障害のある人が登場する作品はとても少ない。芝居で生計を立てることも、経験を積むことも、実際はなかなか難しい。 わたしの弟・良太の