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映画 記事まとめ

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映画の感想文や、おすすめ映画について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#映画」「#映画感想文」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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お題企画「#映画感想文」開催中!受賞者は映画『マイ・ダディ』を輩出したTSUTAYA CREATORS’ PROGRAMの公式ライターに!

映画をみて感じたこと、考えさせられたこと、考察、振り返りなどを「#映画感想文」で募集します! 映画を愛するクリエイターを応援します!今回のお題企画は、2022年1月27日から2月28日の間、クリエイターの発掘コンペティションを運営する「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」に後援いただくことになりました。 後援期間中に「#映画感想文」をつけて投稿された作品のうち、TCP担当者が最優秀賞、優秀賞を選定。受賞された方には、公式ライター就任などのすてきなプレゼント

『ある時は 人が何と言おうとも 自分の心の声を聞いて』

【遠い空の向こうに】またもや実話ベースの物語。王道感動系の作品なのですが、実話というのがすごい!まるで映画のために脚本家が書いたようなストーリーでした! 1950年代のアメリカの田舎町がこの物語の舞台です。1957年、ソ連が人工衛星の打ち上げに成功し、町中の人が夜空を見上げます。その中に、ジェイク・ギレンホール演じるホーマーという少年がいました。夜空を駆ける衛生を目の当たりにした高校生のホーマーは、その美しさに感動します。自分もロケットを打ち上げようと思い立ち、友人たちと試

『真実は気持ちいい』『金と幸せは別だぞ』

【ライアー ライアー】最近、重たい感じの作品を鑑賞することが多かったので、手放しで爆笑できる作品ないかなぁと探してたどり着いたのがこちらの作品! ジム・キャリーですから笑うだろうなぁ、と期待を膨らませて鑑賞!期待を裏切らず大爆笑でした✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧ ジム・キャリー演じるフレッチャーは、弁護士です。口上手の彼は、多くの裁判で勝訴を勝ち取り、出世に邁進していました。別れた妻との間に、一人息子のマックスがいます。フレッチャーはマックスをとても可愛がっていました

雑感記録(273)

【ゴジラ覚書】 些か唐突な話だが、僕はゴジラが好きである。 それでつい最近、Amazon Primeで『G-1.0』が無料で見られるようになったので見ることにした。一応、小さい頃からゴジラのシリーズを見ている人間としてはゴジラを見ない訳にはいかないという謎の義務感と、庵野秀明の『シン・ゴジラ』以降、令和時代に生きる我々がどうゴジラというものを扱うのか単純にゴジラの1ファンとして確認しておきたかったということもある訳である。 正直な感想を言ってしまえば、僕はガッカリしてし

『大事なのは列車の行き先じゃない “乗ろう”と決めたことだ』

【ポーラー・エクスプレス】 知人に勧められて鑑賞!原作は絵本のアニメ映画です。本当に2004年の映画なの?と思うほどアニメーションの映像が綺麗で、最近の映画とひけをとりません。心がほっこりする作品でした。 クリスマス・イブの夜、サンタクロースの存在を疑い始めていた一人の少年の目の前に、突如機関車が現れます。少年は迷いながらも乗車します。行先はサンタのいる北極。 道中では汽車が脱線しそうになったり動物の群れに出くわしたりなど、様々なトラブルに巻き込まれます。少年は他の子供

ジブリ「君たちはどう生きるか」を消化できる人とできない人

第96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞した宮崎駿監督映画「君たちはどう生きるか」だが、日本国内で絶賛する人と酷評する人の両極しかいないというジブリ映画としては大変珍しい現象が起きている。 本作はいつものジブリ映画だと思って休日に子供を連れて見に行ったら泡を吹くような映画となっている。駿やりすぎでしょってくらい駿ワールドのフルスロットル。渾身の右ストレートを喰らったような好きなモノ、やりたかったことを詰め込んだ映画となっているため、パクチー並みに好き嫌いが別れてい

AI時代に見直す、現代映画の名カメラマン10人

最近AIのイラストや、生成AIによる実写映像が話題になっています。しかし、いくらAIが画像や映像を創るとしても、最終的には結局、AIの背後にいる、人間の審美眼が重要になってくる気が、個人的にはしています。 そこで今日は、カメラマンにスポットを当てた形の映画紹介をしたいと思います。現代でも絵画や写真、動画の画面作りの参考になるであろう人たちを、10人取り上げてみます。 選考基準は、まず古い撮影所時代の名カメラマンは避けること。映画史的に重要な人は沢山いますが、撮影

『少なくとも あきらめない』

【アルマゲドン】 初めてアルマゲドンを観たのは、子供の頃でした。テレビで見たのですが、なんだかハラハラして怖い映画だなぁ、という印象でした。それでずっと観てなかったのですが、、、映画好きを謳ってる以上1度はしっかり観ておかかねば、、、と思い立ち、さっそく鑑賞。相変わらずハラハラでしたが、子供の頃には理解できなかった、王道で真っ直ぐな感動的なストーリーでした。 そして、、、キャストが豪華すぎる(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠) 巨大な小惑星が地球に迫っていました。衝突すれば、地球は

デューン/砂の惑星 PART2【Jシネマレビュー#44🎬】

壮大なスケールのSF長編大作、待望の続編🏜️ 1作目を超える166分もの時間を砂の惑星の没入感に浸ってきました! ↑あくまで個人の感想です ・内容     10 ・演技演出   15 ・視覚効果   18 ・音楽     10 ・エモーション 12 超大作の2作目は、迫力ある戦闘シーンや、ポールとチャニの恋愛関係、アトレイデス家の逆襲など、前作と比べてかなり展開に動きがあり、あっという間の2時間半でした🏃‍♂️ 一方で、ほんの一瞬だけ登場したアニャ・テイラー・ジョイ

なぜ「映画史上1位」を『ジャンヌ・ディエルマン』は獲れたのか?

ランキングというのは、そのジャンルの実態を表す非常に興味深いサンプルです。内容の是非はさておき、現在だけでなく、そのジャンルの未来まで見えてくることがあります。 今回は、とある映画ランキングを取り上げて、なぜこのような順位になったのかを考察します。それによって、映画というジャンルのこれからについても書きます。 後で目次を出しますが、この稿はかなり前から書き足し続けていたもので、いつもの倍以上、10,000字くらいの分量があります。ですので、お時間がある時に読んでいただけ

映画「八甲田山」に学ぶ失敗学

なんとなく映画「八甲田山」を見たい気分になっているところに、BS12で放送するとの噂を聞きつけたため、さっそく録画予約して見ました。 映画「八甲田山」との出会いこの映画は実話をもとにした雪山遭難映画で、雪国育ちの私は子供の頃さんざん見させられたものです。とにかく吹雪の中遭難する壮絶なシーンに圧倒され、雪山を侮るなかれというメッセージだけは確かにしっかり受け取りました。 今思えば昭和の名優オールスターという感じのすごい映画なのですが、子供だったので、左のおじさんは無事生還し

カラーパープル【Jシネマレビュー#43🎬】

1900年代前半のアメリカで生きた黒人女性たちの苦労や求める自由が、ミュージカル調で描かれた作品🇺🇸 当時の人種、性差別や貧富の差などの社会を見ながらも、自由を得るための希望を抱かせるような作品に仕上がっていました🗽 ↑あくまで個人の感想です ・内容     18 ・演技演出   15 ・視覚効果   10 ・音楽     15 ・エモーション 18 ミュージカル作品ということで、音楽もゴスペルやソウル、ジャズなどブラックミュージックの良さが出ていましたし、キャストも

哀れなるものたち【Jシネマレビュー#42🎬】

90年代の小説を映画化したシュール調な本作品🎬 ところどころに狂気と恐怖を感じるモンスター作品でした。 ↑あくまで個人の感想です ・内容     13 ・演技演出   15 ・視覚効果   13 ・音楽     10 ・エモーション 10 共感性を求めるような大衆的な作品ではないため、正直なところ、評価も難しく、やや辛めな評価となってしまいました😓 ただ、あくまで個人的な指標にあてはめると辛めの点数になったものの、作品としての魅力は数値以上のものがありましたし、映画

【エッセイ#34】夢の中の夢 -ヒッチコックと『殺しのドレス』の関係

映画はあらゆる芸術の中でも、夢に最も近いと言われます。場所がどうしても限定されてしまう演劇よりも、もっと自由にイメージを変えて、編集という技術で「時」を組み合わせることができるからです。 それゆえに、ある瞬間、過去どこかで見たことがあるのに、現実とは違う恐ろしいイメージが、濃密に現れてしまうこともあります。 アルフレッド=ヒッチコックはサスペンス映画の巨匠であり、映画草創期の1910年代のサイレント映画時代から60年代まで活躍した、映画史に残る名監督です。娯楽としてヒ