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コミュニケーションデザイン知見まとめ

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コミュニケーションデザイン・イラスト・リブランディングなどの知見をまとめていくマガジンです。noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.talen… もっと読む
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#デザイン組織

ヒアリングを超えていく、デザインの初期対応

ヒアリングに行くのではない。最初から価値を与えること。これは、プロジェクトの初期対応でデザイナーが取るべき基本的な態度です。 今回のテーマは、デザインの初期対応。その効果的な動き方を紹介します。 デザインプロジェクトのスタートは、他者から依頼を受ける場合と、デザイナー側から提案を始める場合の2つのパターンがありますが、今回はそのうちの「デザイナーが依頼を受けるパターン」について。 初期対応の時点で、デザインの成果の半分は決まってしまいます。それくらい重要なものですが、な

想定を飛び越えるアウトプットが生まれる瞬間こそが、制作の楽しみ

おつかれさまです。こんにちは。みしまです。 電通総研UXDCは、雑談や情報共有もふくめてわりと活発にコミュニケーションをとっています。 おかげでプロジェクトにおける相談や意思決定はとてもスムーズ。なのですが、そういえばメンバーそれぞれのデザイン論や制作論をあまり知らないことに気づきました(いや、他のメンバー同士では話しているかもれない)。 というわけで、noteを口実にメンバーの秘めたる思いやこだわりポイント、デザインの秘訣を掘り下げ勝手に世に知らしめる企画を勝手に始めること

デザインチームの生産性を向上させるクリエイティブ量産体制の構築 【金沢出張】

こんにちは、RAKSULのデザイナー佐竹です。 早速ですが今回は、現在私が担当しているダンボールワン事業のプロジェクト内で実施した、クリエイティブ量産体制の構築についてお話ししたいと思います。 クリエイティブ量産体制構築の背景 そもそも量産体制の構築が必要になった背景はというと、ダンボールワンのプロジェクト内で、顧客セグメントごとに最適化した訴求を行う施策を実施するにあたり、短期間でのバナー量産が必要になったためです。 具体的には、顧客情報から取扱商品を割り出し「〇〇向

デザイナーは「営業」をどう考えるか

「営業」という言葉が好きなデザイナーは少ない。 ひとつは単純な誤解です。「営業さん」はビジネススーツを身にまとい、お客様に頭を下げて何かを売る人。デザイナーは何かをつくり出す一方、「営業さん」は何もつくらない。そんな、古典的かつステレオタイプな「営業さん」像にまどわされて、本質が身に入ってこない。興味がわかない。自分とは関係ないものだと思ってしまう。 デザイナーからは「私は人見知りなので、営業みたいなことはできない」とキッパリと言われたこともあります。「数字が苦手だからデ

インハウスデザイナーが自分たちの紹介サイトをリニューアルした過程をまとめてみた

先日の記事でもご紹介しましたが、2023年7月にSMBCデザインサイトがリニューアルしました。今日は、Webサイトがリニューアルするまでの経緯をまとめてみようと思います。 SMBCのインハウスデザイナーがどういう働き方をしているのか、チームで合意形成をしていったプロセスなども含めて、リアルな動きを感じてもらえる記事になっています! サイトリニューアルを始めた経緯2022年7月頃、四半期ごとに行っている振り返り会で「デザインサイトのリニューアルした方が良いよね」となんとなく話

デザイン部署が全社で価値を発揮するためのノウハウと実践

こんにちは、クックパッドデザイン推進部の市原です。 2023年の7月末、クックパッドのデザイン横断部署が組織再編によって解散することになりました。 そこで2019年から2023年までの4年間に行われた施策と共に、その施策が行われた目的と、そこで得られた成果を紹介したいと思います。 全社に対してデザイナー組織ならではの価値の届け方、組織改善や課題解決のアプローチのヒントになればと思います!! ※全ての施策は部署のみんなで行ったもので私個人の成果ではないです。 ずいぶん沢山