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プロダクトデザイン知見まとめ

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プロダクトデザイン・UI/UX・UXライティングなどの知見をまとめていくマガジンです!noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.talentio… もっと読む
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#アプリ

『注文』『注文する』ボタンにするならどっち?——インターフェースのボタン名を考える上で気をつけるべきこと

操作に迷わない、使いやすいアプリ・システムをデザインする上で、「インターフェースに添える言葉を「分かりやすく」表現することは重要です。適切な箇所で、適切なラベルを添えることは、ユーザーがアプリ・システムを使いこなすための大きな手助けになります。 特に、スマートフォンのように表示領域が小さなデバイスだと、あまり長い言葉を配置することができない、という制限があります。そのためボタンの名前は、できるだけ短く、そして一瞬で伝わる言葉にすることが求められます。 ボタンの名前は、できる

UIデザインにおける「8」という数字の重要性

ウェブやアプリのUIデザインにおいて、8をベースとしたグリッドシステムは、人気のあるフレームワークの一つです。このシステムでは、例えばマージンやパディングなどのレイアウト要素が8の倍数をベースに定義されます。 なぜ「8」なのか1. 柔軟性 8を採用する理由は、さまざまなサイズやニーズに柔軟に対応できることができるという点にあります。8, 16, 32, 64といった8の倍数に加えて、半分の4や中間の12を追加しても整数となり、ディテールに対応できます。例えば、「5」を法則

60人以上のインタビューから価値と体験を具現化するためにデザイナーが行ったこと

クックパッド デザイナーのよーた(@yotaszk)です。 このnoteでは、3ヶ月間で60人以上のユーザーさんにインタビューにご協力いただきながら「クックパッド」アプリトップのリニューアルを含んだ大施策の具現化のためにやっていた、Figma活用術を紹介します! 事例:クックパッドアプリの新しいアプリトップとテーマ体験新しいアプリトップとテーマは、ユーザーさんが料理の趣味嗜好ごとにレシピをまとめられる仕組みで、検索だけでは出会いにくいレシピとの「偶然の出会い」を作ります(

ソフトウェアとハードウェアを繋ぐ。LUUPプロダクトデザイナーとして得られた学びと経験

2022年4月から兼業で、電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」のユーザーアプリのデザインに携わっています。 兼業ではありますが、現在週の約半分はフリーランス的な働き方をしているため、週1〜2日ほどユーザーアプリをメインに、ハードウェア以外のデザインをお手伝いさせていただいています。 今日はそんなLUUPでプロダクトデザインに関わることの魅力をお伝えできればと思います。 LUUPについてLUUPとは、電動キックボードと電動アシスト自転車が借りられるシェ

何も体験を変えないデザインリニューアル

こんにちは。メルカリ UX Designチームのmashanです。 2022年9月、メルカリのアプリがリニューアルしました。 今日はメルカリアプリのリニューアルプロジェクト「GroundUp App」のデザインプロセスについて紹介します。 2019年後半、メルカリアプリのフロントエンドのソースコードとデザインシステムの刷新を目的にGroundUpプロジェクトが生まれました。GroundUpの語源は「ゼロから作ること」を意味します。今回のプロジェクトではお客さまの体験を何も