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アクセシビリティ知見まとめ

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アクセシビリティの知見をまとめていくマガジンです。noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.talentio.com/r/1/c/note/pa… もっと読む
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#Webアクセシビリティ

「目が見えなくても行政手続ができる社会をつくる」デジタル庁アクセシビリティアナリストの役割

デジタル庁では、「誰一人取り残されない、人にやさしいデジタル社会の実現」を目指しています。そのためには、障害のある人やご高齢の方などを含むすべての方が、ウェブで提供されている情報やサービスをスムーズに利用できることが不可欠です。 「誰一人取り残されない、人にやさしいデジタル社会」を実現するため、デジタル庁ではアクセシビリティアナリストがウェブアクセシビリティの確保・維持・向上のため継続的に取り組んでいます。 今回のデジタル庁noteでは、デジタル庁のアクセシビリティアナリ

発達障害当事者デザイナーとウェブアクセシビリティ 

こんにちは。株式会社トルクのデザイナー山﨑です。唐突ですが私は発達障害当事者です。ASD(自閉症スペクトラム障害/アスペルガー症候群)とADHD(注意欠如・多動症)を持っています。トルクでは私の障害を受け入れてもらいウェブデザイナーとして勤務しています。 近年、発達障害は話題にあがりやすいトピックスですので、聞いたことある方やなんとなくご存じの方もいらしゃるかと思います。発達障害について説明しますとそれだけで長くなってしまいますので詳しくは「大人の発達障害ナビ」や政府広報オン

ウェブアクセシビリティについて考えていること、今年注目したいこと

こんにちは。2024年ですね! (もう3週間ほど経ちますが..、)本年もよろしくお願いします。 今回は初めてウェブアクセシビリティについてしっかり書きました✍🏻 私が昨年4月から働いている株式会社トルクでは 「デザインの力で情報格差をなくす」をミッションとして、ウェブアクセシビリティとデザイン性を両立したウェブサイトの制作を行なっています。 (実績など詳細は下記の弊社HPをご覧ください🌱) この環境で実際に1年弱働いていると、当然アクセシビリティについて業務時間内外で勉

NVDAの読み上げを強化!アクセシビリティ向上 2023年まとめ

noteは2021年からアクセシビリティの向上に取り組んでいます。 約3年間アクセシビリティ向上と向き合ってきた結果、クリエイターからの反響も増えてきました。ありがたいことに、数あるウェブサイトの中でも「noteが一番使いやすい」と高評価をいただくこともあります。 今までのカイゼンに加えて、2023年はさらに幅広い方々にnoteをお使いいただけるように、Windows向け音声読み上げソフトNVDAの操作も、noteで快適に利用できるようにしました。 この記事では、202

カラーアクセシビリティ - Webやアプリデザインで注意すべき例

NTTレゾナントテクノロジーUI/UXデザイナーの笛田です。WebサイトやモバイルアプリのUIデザインを担当しています。 今回はカラーアクセシビリティについて、デザイン時に注意すべき点を例と共にいくつかご紹介します。 前提知識アクセシビリティとは JIS X 8341-1のアクセシビリティは、以下のように定義されています(※1)。 色のコントラスト 幅広い層の人々に公平に情報を見やすくするためには、色のコントラスト比が重要です。文字の色と背景色とのコントラスト比が高い

2021年、freeeのアクセシビリティを振り返る

この記事はfreee Designers Advent Calendar 2021およびアクセシビリティ Advent Calendar 2021の6日目です。 こんにちは、freeeの@magi1125こと伊原です。デザインリサーチチームおよびデザインシステムチームのマネジャーをしています。また、自称「アクセシビリティで一発当て太郎」でもあり、アクセシビリティによるビジネス貢献を模索しています。一発当たっているかどうかについては、最近出演したラジオでの見解によると「やや当

今日からはじめる! WEBアクセシビリティ対応

こんにちは、リクルートでプロダクトデザイナーをやっているmunazoです。 私はWebアクセシビリティの対応が強く求められるプロジェクトに参加したのですが、WCAGなどの規格は初学者からすると難しく、正直何から始めていいかわかりませんでした。 Webアクセシビリティ難しすぎる問題という記事に書かれているように、私も同じようにアクセシビリティは難しいと言う印象が強かったのですが、実際にやり始めてみると、簡単に始められる事も多くあると言うことに気付きました。 この記事では、ア

ロゴこそアクセシビリティを

皆さんはアクセシビリティという言葉を聞いた事がありますか?失礼な!という方ももちろんたくさんいらっしゃるでしょう。私はと言えば、過去W3C関係者の監督するサイト構築をしたり、また別のサイトでユーザビリティ賞を頂いたりとWEB系の会社にいた頃はそれっぽい事をいくつかやってはいたものの専門分野でもないので絶対に自信があります!と言えるものではありません。 ただ、ベンチャーに所属して数年が経った今、これらに取り組む為に制作会社とは異なる難しさがあると気づき、表題の切り口から改善策