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【読書】「大学生のための文章表現入門」速水 博司(著)

“まずは「わかりにくい」文章を書かないようにし、さらには、人を納得させ、説得できる文章づくりをめざしたい。(略)
読み返した時に、対象の情景や書いた時の心の動き、思考のプロセスが正確に生き生きと伝わり、これからに生かせるような文章でありたい。”



大学で学ぶ学生のために、文章作成の基礎と手順を示したもの。
全体は、資料編を除き、「文章入門」「文章作成の基本」「さまざまな文章を作成する」の3部で構成されている。理解を確かめる「練習」問題と、実際の文章づくりのための「演習」問題が随所に含まれており、学生のみならず、独習する人にも対応した一冊といえる。

当然のことながら、文章作成は奥が深い。笑
学びになった箇所を挙げればキリがないが、付箋を貼ったところくらいは定期的に見返すようにしたい。特に手紙の書き方。現代の情報伝達手段はメールやSNSが主流となってしまったが、著者曰く手紙には表現の基本要件ともいえる「自己表現」と「情報伝達」が備わっているとのこと。

私の場合、葉書を出すことはあったが、手紙は書いたことが無かった。今年は何通か出し、それらを身につけられるよう努めたい。

#文章は論理的抽象的な表現や時間空間を超えてのコミュニケーションにはむいている

#書くという言語活動には書くことによって自分の考えを確かめたり深めたりする作用がある

#陳腐な常套句は避ける


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