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【読書】「弟尾崎豊の愛と死と」尾崎 康(著)

夢中になって読んだせいで、半日足らずで読み終えてしまった。長年溜め続けた疑問と知りたいという欲求が、本を開くのと同時にドッと押し寄せたからであろう。そして、そのほとんどは本書によって満たされた。

兄康さんによって語られる弟尾崎豊の記憶。弟が亡くなった当日のことも詳細に書かれており、全体を通して事実ベースで淡々と語られている印象を受けた。もちろん、それこそが著者の意図するものであったことは言うまでもないが。

本書を読めば、尾崎豊という人物をそのまま感じることができる。ただそれは、著者が可能な限り事実のみを記すよう努めたからにほかならない。

一読の価値が十分にある内容だった。なかなか手に入りづらいとは思うが、多くのファンに読んでもらいたい一冊。

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