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「スルーされない人の言葉力 ひきたよしあき」を読んで

先日動画学習アプリ「Schoo」で著者のことを知り、そのとき視聴したひらがなの解説が面白かったので、こちらを読んでみることにした。

本書は、自己主張ができないまま社会人になった中田晴が、言葉と向き合うことを通じて、自分の存在感を宿していくお話。それは目に見える存在としてではなく、言葉のなかにという意味である。

言葉に存在感を宿すといっても、誰でもすぐに簡単に、という話ではない。なぜなら存在感は、長い年月をかけて醸成するものだからだ。そのようにして十分に育まれたものは、たしかな力を持つ。言葉のなかに存在感が生まれるのは、この見えない力がはたらくからにほかならない。

仕事上、言葉について考えることが多いので、引き続き役立つものは読んでいきたい。

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