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2024年1月読了本まとめ【6冊】

だいぶ遅くなったけど。
年末年始休みがあったり、人に勧められたり…色々なジャンルの本に手を出せて満足な1ヶ月。数えてみたら去年は目標読了冊数超えていた(!)ので今年は去年以上にたくさん読んでいきたい所存。



【1冊目】ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち/おおたとしまさ

社会問題を扱ったルポやノンフィクションが好きなので読んでみた。
「教育」って正解がない。だからこそ面白いし難しいし問題が起きる。
ここで紹介されているエピソードひとつひとつが強烈。
子どもを追いつめてまで勉強させる親は二通りいる。
学歴コンプレックスがあり、自分の人生でできなかったことを子どもに託すタイプと、高学歴で自分と同じ人生を子どもにも歩ませようとするタイプ。
いくら自分の子供でも「1人の人間」。自分の気持ちが大きくなりすぎて子どもに悪影響を与えるのは間違っている。子供のためを思うなら、子供の気持ちを尊重し、子供の幸せを一番に考えるべき。

【2冊目】なぜか好かれる人がやっている100の習慣/藤本梨恵子

好かれるとd人が集まるし、ストレスもたまらないし、トラブルも起きない。周りにいい影響を与えることもできる。自分に余裕がないと他人から好かれることができないとも思った。
・気配りは視線配り
・相手に選択する余地を与える
・ライバルの成功も祝福する

【3冊目】いなくなれ、群青/河野裕

記憶もなく「階段島」にやってきた七草。
そこは、生活するには困らないが外部と一切接触できない閉ざされた島。
「失くしたもの」を見つけるまで出られない。
同級生に再会したりいるはずのない小学生に出会ったり、連続落書き事件が起きたり…。何とも不思議な世界観のお話。後半から少しずつ謎が解けていく。

【4冊目】世界でいちばん透きとおった物語/杉井光

「紙の本でしか体験できない感動がある」と話題になっていて、ずっと気になっていたので読んでみた。大御所ミステリー作家の宮内彰吾が死去した。
彼は妻帯者でありながら多くの女性と交際し、子供まで作っていた。それが語り手の僕。ある日宮内の長男から遺稿を探してくれないかという連絡をもらう。それをきっかけに次々と明かされる作家としての宮内のこと、周りの女性たちのこと…。どんな結末になるかドキドキしながら読み進めた。こりゃ、すごい仕掛けだ…。

【5冊目】変な絵/雨穴

ホラー作家兼Youtuber・雨穴氏による、自身初の長編小説。
名前は聞いたことあったけど、勧められたので読んでみた。
電子版でも、絵を部分的に再掲してくれているので読みやすかった。
章ごとに話が変わるけど、どこかで繋がっていて最後に謎が解き明かされるというスタイルが好み。ミステリーというかホラーというか…新しいジャンルの小説、という感じがして面白かった。

【6冊目】ひとまず上出来/ジェーン・スー

Unlimitedでたまたま見かけたエッセイ。
とにかく読みやすくて一気に読んでしまった。
40代だからこそ考えることや若い頃にはなかった悩み、これまでの経験の積み重ねから確立した人生論など、どれも興味深く面白く読めた。
ひとつひとつを大事に、興味を持って取り組む姿勢は真似したい。

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