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花札をしたい人向けの解説〜初心者向け〜

皆さんこんばんは、Charaです。
今回は初心者の方でも完璧に理解して帰ってもらえるような花札のルールについてご説明します。
アプリを使って解説するのでご了承下さい。

➀花札とは?

まず花札とは日本特有のかるたから派生したカードゲームです。

かるたは元々安土桃山時代にポルトガルの宣教師が鉄砲やキリスト教と一緒に持ち込まれたのが始まりでした。
かるたはポルトガル語でカードを指す「carta」からきています。
ただしそれを用いて賭博をする事が武士たちの間で流行り幕府が禁止令を出しました。それほどかるたの熱は凄かったということですね!
そしてそのかるたの抜け道として考案されたのが花札です。数字を書くと賭博用とバレてしまうので数字に花を当て、教育用として使われていた和歌のかるたを真似て作られたと言われています。

②ルール


花札はそれぞれ各月の4枚ずつ、12×4の48枚の札で対戦をします。
基本2人です、ここで最初に親を決めます。言わば先攻後攻ですね。
山札から裏向きの札を1枚ずつめくり、月の早いほうが初回の親となります。

花札一覧

上記にあるのが花札の全手札になります。
左側上から1月〜6月、右側上から7月〜12月というふうに並んでいます。
見てわかる通り何かそれぞれの月の4枚は絵が似てるな?って思いますよね。

その通りです、花札は簡単に言えば似た絵柄のカードを取り合ってその中で役を作るゲームです。
逆を言えば似たカードじゃ無いとカードは取れません。

まず形が決まっていて各手札に8枚(裏)、場に8枚(表)
残りは山札(裏)というふうに並べていきます。

えとはなっ!より

まずこれが一番最初の場です。
手元に色々な札と場にも札があるのが見えると思います。
私は月が早かったので先攻です!
この中で似た絵柄の札を重ねていきます。

まず師走の札を重ねます!

相手は…

11月の札を重ねた上で山札から薔薇を取りましたね、運が良いやつめ!

ここで花札としての本質は「邪魔をした方が勝ち」の理論です(笑)
とにかく役を作らせない事です。私は自分の役が出来なかろうがとにかく相手の邪魔する事に手を回します(性格が悪い)。役の種類はまた後でにするとして、シンプルなものより派手目なものが役として重要な札だと考えてください。
先程私が重ねた鳥の絵が書いてあるのも色々な役に繋げる事が出来ます。個人的に取られたらかなり痛いです。

何で親が2枚で子が4枚?と思ったかもしれませんが、花札は最初に選んだ札を重ねて終わり!ではなくその後すぐ山札から1枚引いて場に同じ月があったら自分のものに出来る、無かったらそのまま場にさよならします。
これに関してはほぼ運ゲーですね。勿論これで役が出来る出来ないに関わってくるので結構重要な役割だったりします。

さて、先程から少し続いて今はこんな手になりました。
えとはなっ!は役ごとに札を分けてくれるのでかなり分かりやすい仕様になっています。

※ここで説明する1文などの点数はアプリや実際の花札とかなり差異が出る場合があるので今回はえとはなっ!による点数で計算していきます。

③役札について

➀右下(↘)が「かす」という役の場所になります。名前の通り役にならないかす札が集まる場所です、桐は3枚、柳は1枚、それ以外は2枚ずつあります。
これは10枚で1文という一つの役になります。

かす一覧

②左下(↙)が「たん」という役の集まる場所です。絵の通り短冊を5枚集めて1文の役になります。
この中で短冊に文字が書いているものは「赤短(あかたん)」、青色の短冊は「青短(あおたん)」と呼ばれ集まれば5~6文の大きな役になります。

短冊札
青短
赤短

③右上(↗)が「たね」と呼ばれる役になります
たねはかすや短冊よりも良い少し豪華な札…動物が主に書かれているのが特徴と思っていいです。
ここまで来るとちゃんと役に名前が付いてきます。
つまりたねの中で役が作れるようになります


たね札一覧

たねのなかで代表的なのが猪鹿蝶(いのしかちょう)です。花札を知らない人も名前だけは知ってる人も多いと思います。
こちらは絵の通り3枚で1組の役になります。点数は5~6文と比較的高めです。

猪鹿蝶

他にも役がありますがまず先に「光札」を紹介します、これとたねを併用して出来る役があるからです。左上(↖)が「光札」と呼ばれる花札界の重鎮みたいな札です。これさえあれば何でも役に出来る反面取られたら結構キツイです。

光札一覧

こちらは枚数によって役が出来る札です。猪鹿蝶のように必ずその札を集めなきゃいけないのと違って上手くいけば高い点数をバンバン出せるのが魅力の札でもあります。3枚で「三光(さんこう)」4枚で「四光(しこう)」、4枚の中で「柳に小野道風」を含めた札で「雨四光(あめしこう)」そして5枚全て集めて「五光(ごこう)」という花札で最も高い役になります。ポーカーでいうロイヤルストレートフラッシュみたいなもんです。雨四光まではいけても五光は滅多に見かけないです。勝とうが負けようが見れたらラッキーくらいに思ってます( ´ω`)⁾⁾

先程たねと光札を併用して出来る役があると言いましたが、光札で併用出来るのは「桜に幕(さくらにまく)」と「芒に月(すすきにつき)」の2種類のみです!
何を合わせるのか?というと
たねの中の「菊に盃」を使います!こちらもたねの中では役としての役割がかなり多いので私は光札と同等くらいの価値があると思っています。

花見で一杯


月見で一杯

まず上が「花見で一杯」という5文の役になり
下が月見で一杯という同じく5文の役になります。

そしてこの3枚を集めて「のみ」という10文の役になります。「のみ」が成立した場合は月見と花見の役は無効扱いになります。
この「のみ」に関しては他アプリや試合で取り扱ってない場合もあるのでこういうのがあるんだくらいに思ってても良いかもしれないです。

そして少し忘れかけてた試合の方に戻ります。
相手が「こいこい」をしないで「勝負」を選択しました!

今回は相手のかす11枚の2文で1試合目は相手の勝ちになります。悔しい。
ちなみにかすは10枚で1文という役になると解説しましたが、上記の様に10枚以降は1枚追加ごとに1文増える計算になります。
11枚だったら2文、12枚だったら3文ですね。
たねや短も同じです。

さて、上記の説明全体を踏まえて2試合目にいきます!

一番最初の先攻や札を取る流れは少し省いて、ここから説明します。
今相手は役のリーチ等まだ出来ていない状況です。
私は赤短、短冊完成で「こいこい」をしてる段階です。

ここでいよいよ「こいこい」について解説します。
花札特有のこいこいですが、これは役が完成した際に「こいこい」に持ち込むか「勝負」するかプレイヤーに委ねられます。
「こいこい」をすれば次の役が出来るまで試合続行です。相手の点数が高かったり、まだ相手が役をリーチしておらずこっちが高い点で引き離す戦法の際使ったりします。
「勝負」は今ある役だけで勝負する際に使います。
相手がリーチを掛けてたり、点数的に心配するほどでもない時、今の点数で早く勝負を終わらせたいときに使います。

ここで私が「こいこい」するか「勝負」するか委ねられてますね。
18文なのでこれで勝負しても問題は無さそうですがかすが後3枚なのと「花見で1杯」がリーチしてるのでこいこいを選びました。(場に相手が三光の条件となる桜があるので正直結構賭けてます) 

結果としては…

やったー!かす11枚の2文で7文以上なので×2の22文です!
こちらの×2ももしかしたらアプリ特有のものかもしれないのでそこは無視しても大丈夫ですw

まとめると花札は役を作りながら相手を邪魔して勝負するゲームだと考えて良いです。 
性格の悪い奴が勝ちます。マジで。それがめちゃくちゃ楽しいです(笑´w`)
説明でかなり端折った部分もあるので分からない場合はコメントでもぜひ教えていただければ追記させていただきます。

画像の使用や一部参考にさせていただいたりんとちゃーさんの花しらべも載せておきます!こちらでも花札についてかなり詳しく纏めていたり、花札のpdfファイルも置いてるのでご一緒にご紹介させてください(`・ω・´)

りんとちゃーの花しらべ

それではまたね!

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