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普通が難しい努力時々怠惰

中学校の頃、私は学年代表をやったり、カラオケで60点くらいしか取れないのに合唱コンクールの委員長をやったり、好きなことを自分なりに一生懸命、好き放題やらせてもらっていた。友達も沢山できた一生の友達だ。毎日が充実していた。
高校の頃、ソフトテニス部の活動に励んだ。とっっても努力した、我慢した大変だった。副キャプテンもやらせてもらったし、インターハイに出場するという目標も叶えることができた。団体戦で県優勝した時私は自然と泣いてしまった、また個人戦で負けた時も自然と泣いていた。私の人生で1番綺麗な涙だったと思う、確実に。そして、引退。何かに全力で取り組める環境に気づいたとき、私はつくづく幸せだったんだと気づいた。

そして薬学生になった。今日も遅刻してしまった。今日もだ。何をしているんだろう。分からない。毎日とりあえず教授が言っていたことをメモして、課題に取り組んで、テストに備えて。これは努力とは言い難い。普通のことだ。みんなやっている。私はいま何を頑張っているんだろう。中学高校のとき「何を頑張っていましたか?」と聞かれたら自分自身を疑うこともなく、「○○〜!」と言えただろう。しかし今は普通である。なにか特出しているかと言われれば何もない。

先週カネコアヤノのライブに行ってきた。彼女が1曲目を歌い始めたその瞬間、自然と涙が溢れた。人生で2番目に綺麗な涙だと思う。今のところ。そこで気付かされた普通をやるって大変なんだ。と。
彼女も歌っていた
「堕落は悪くない こころを守るんだ」
頑張りすぎなくていいたまにサボっていいし、頑張りたい時頑張ればいい。

小さなことでも自分を褒める。「よく頑張った」って。どんなに小さいことでも。それが幸せに生きる鍵だと気づいた。

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