第113回看護師国家試験解説（一般午前70問目）

厚生労働省

それぞれの選択肢について

高齢者の介護方法について説明するかどうか

長男は介護方法に困っている訳ではないのでこの選択肢は誤りである。

訪問看護の時間中に長男に外出を促すかどうか

介護疲れの気分転換として外出することは良い可能性があるが、
長男は「親が衰えてつらいと感じるのは自分だけだろうか」という思いがあるため外出でその思いを改善できる可能性は低いためこの選択肢は誤りである。

Aさんの短期入所サービスの利用を勧めるかどうか

介護疲れによる不安であれば短期入所サービスの利用は有効であるが、長男は「親が衰えてつらいと感じるのは自分だけだろうか」という思いがあるため短期入所でその思いを改善できる可能性は低いため、この選択肢は誤りである。

親の介護をしている介護者の了解を得て長男に紹介するかどうか

これは同じ境遇の人と話をすることで「親が衰えてつらいと感じるのは自分だけだろうか」という思いについて話すことができる。
その結果不安を軽減できる可能性があり正しい選択肢であると考えらえる。

答え

答えは④の親の介護をしている介護者の了解を得て長男に紹介する。になります。

余談ですが…
実際に紹介するというのは現場ではなかなか難しい問題だったりします…。