第113回看護師国家試験解説(一般午前42問目)
ドレーン廃液に関する問題ですね!
肝切除におけるドレーン管理について説明します。
肝切除術後のドレーン管理の目的
肝切除術後のドレーン管理は、術後出血や肝切除後の胆汁漏、膵切除後の膵液瘻などの異常を早期発見・治療する目的で使用する。
ドレーンの性状
ドレーンからは通常「淡血性」~「漿液性」の排液があり、徐々に排液量が減少し「血性」が薄まります。
術後に1時間あたり100mL以上の血性の排液がある場合には、術後出血を疑います。
異常な排液
膿性:感染傾向
透明~痰黄色:腹水
黄褐色~緑がかった色:胆汁漏
赤色~暗赤色:出血
などがあります。
胆汁漏とは?
肝臓の切離面から胆汁が漏れることをいいます。
場合により、術後に局所麻酔でドレーンを入れる必要が出てくることもあります。
答え
答えは④の胆汁漏になります。
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