マッコウクジラがカミソリに似すぎていたので、自分だけのマッコウクジラ型のカミソリをつくった。
いつもは鳥の生態について書いていますが、今回は全く別のお話です。
似て非なるもの
ある日のAM2:00、突然の尿意で目覚め、ベッドに戻ろうとした時に、暗いながらも机の上にT字のカミソリが置いてあることに気付く。なんで風呂場でもないこんなところにT字カミソリが…?
寝ぼけているのか。
眠気まなこの中、電気をつけ、自分が手にしていたものに驚いた。
「…マッコウクジラだ。」
昨日、自分がガチャガチャで引き当てたマッコウクジラのフォルムが、T字カミソリにそっくりだったのだ。
そのことが頭から離れず、いつの間にか「尾ひれに、T字カミソリが装備されたクジラをつくりたい」という気持ちが込み上げてきた。
同じような考えでつくっている人がいるのではないかと、Twitterで探してみても誰もつくってない。
なんで?!
ということは、今このアイデアは世界で自分だけのものだ。
やるしかない!
自分でつくることにした。
画材屋さんに向かい、石分粘土を買いに行く。
店員さんに
「なにをつくるんでか?」
と聞かれ
「クジラをつくります!」
と言い放ち帰宅。
カミソリもなるべくクジラ感が出るような曲線がありながらも、シンプルなものを。
1本でいいのに、7本入りぐらいのやつを買ってしまった。
準備は万端だ。あとはどうつくっていくかの問題。
ガチャガチャのマッコウクジラを参考に。
さあ、はじめよう。
楽しみすぎて仕方がない。
カミソリを粘土で包んでクジラの形に寄せていく。
途中いったい自分は何をしているんだろうと思いながらも、その邪念を振り払い丁寧な作業を心がける。
尾ひれの部分も粘土で覆ってしまおうかと思ったが、ここはカミソリらしさを残しておこう。
キャップの部分もちゃんとついているので、安全性の質も落とさないように。
とりあえず第一段階が完成した。
我ながらマッコウクジラの表現力を賞賛したいくらい、綺麗な形になった。
粘土の表面の具合も、マッコウクジラがダイオウイカと戦った時の傷を演出しているかのようでカッコいい。
次は体の横のヒレと色をつけよう。
マッコウクジラは、肉食であり歯が生えているため、ハクジラ類と呼ばれる種類に分類される。
今、世界一実用性のない"刃クジラ"が誕生しようとしている。
*実用性はなさそうですが、せっかくなのでこの尾ひれとカミソリが似ているアイデアが、うまく活用されてほしい…。
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