[書籍紹介]確率思考の戦略論 前編
どうも、朝まで本を読んでいた努力家のnoteです。
おかげさまで昼過ぎまで寝てました。
さて、本日は水曜恒例書籍紹介の日です。
ボードゲームを世間に広めていくために書籍から学習したことをこちらでまとめ、自分なりに理解を深めていきたいと思います。
本日の書籍は、「確率思考の戦略論」です。
こちらは以前紹介した「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」を書かれた森岡毅氏と、同じくUSJに勤めるアナリストの今西聖貴氏との共著です。
自身が得意とする数式を利用したマーケティングによって、戦略を組み立てる際に注力するべき点や役に立つツールなどをマーケターとアナリストという二つの視点から解説してくれています。
ビジネスの確率は操作できる
本書のテーマは「確率思考」であり、一貫するメッセージは「ビジネス戦略の成否は確率で決まっており、その確率はある程度まで操作することができる」ということです。
数学マーケティングを生業とする筆者から、数学マーケティングのノウハウや役に立つ数学ツールを丁寧に紹介されています。
また、数学が苦手な人でも理解できるように、その結論と考え方をわかりやすく説明しています。
本書を通して戦略の確率を事前に把握することで、経営資源を効率よく活用することが可能となり、成功確率を劇的に高めることができるようになるとのことです。
戦略の焦点は3つしかない
商品カテゴリーごとに様々な市場があり、その市場構造は一見すると千差万別であるように見えます。
しかし、いずれの市場においてもその本質は共通しており、それは「消費者のプレファレンス」です。
プレファレンスとは、消費者のブランドに対する好みのことで、主にブランド価値、価格、製品パフォーマンスによって決定されます。
ビジネスの売り上げは、消費者のプレファレンスによって最大ポテンシャルが定まり、「認知」と「配荷」によって制限されて現実のビジネスの結果が決まります。
つまり、売り上げを伸ばすためには、1.自社ブランドへのプレファレンスを高める、2.認知を高める、3.配荷を高める、の3つしかないということです。
戦略の行きつく先もその3つしかないということであり、経営資源の配分先も当然こちらに集約されます。
戦略を立てる上で着眼すべき点はその3つしかないため、認知の伸び代、配下の工夫、プレファレンスの革新的な変化を起こす方法など、その3点にベクトルを合わせて考えることで、有効な戦略を見つけるのが格段に早くなります。
まとめ
前半で一番なるほどな〜と思った部分を紹介しましたが、この後も具体的な認知の伸ばし方や配荷の工夫について、USJにて実践した内容をもとにわかりやすく解説されています。
まだ半分しか読んでいませんが、相変わらずすごいボリュームで大変勉強になります。
上記の理論を証明するために数式も利用され、その上で示された仮定と現実の値を比較したりしています。私はよくわかっていないので読み飛ばしています。
なんと言っても内容が面白いですね。この後も楽しく勉強していこうと思います。
来週も引き続き本書の後編をお届けします。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
おわりに
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