見出し画像

めまい編 (ぶりかえしたくはない)

さて、今回も過去の「不健康リスト」の中から1つお届けします。

めまいは突然やってくる


2022年の話になります。
年末に急きょ実家に帰っていました。
31日に帰宅し、1日に普通にお正月をゆっくり過ごしました。

2日の朝、目が覚めて、携帯を探そうと横を向いた時に、フワっとした感覚がありました。
あれ?なんかおかしいな、と思って、起き上がると、やはりフワフワする。

いや、そもそも、この日よりも1か月前くらいから、寝起きにフワっとした感覚はたまにあったといえばあったんです。
通勤途中に、急に振り返ったり、下を向いた時にも同じようにフワっといういか、脳が揺れるような何とも言えない感覚が、確かにありました。
ただ、一瞬だけであまり変なことにはならなかったので気にしていませんでした。

それが、この日は一味違いました。
トイレに行き、下を向いたら大きな船酔い感。
と同時に、ムカムカする感覚。
吐く、まではいかないムカムカ、どこを見ても視界のフワフワ感グルグル感。
擬音のオンパレードですが、こんな感覚です。
昔の重きつわりを彷彿させる気持ち悪さも同時にやってきました。

なんだ?なんだか調子が悪いぞ…
トイレから戻り、横になってしばらく様子を見ていましたが、上下左右どこを見ても目が回るような感覚。
いやー、これはもしや、めまい??
ここからは、ちょっと動いてもめまいがして気持ち悪くなり、目をつぶって横になっている状態。何もできません。
立つと余計にやばい状態となり、久々の危機感です。

当番医の耳鼻咽喉科へ


たまたま年中無休を掲げている耳鼻咽喉科が近くにあり、サイトを見ると正月ですが時間を限定して診療していました。
救世主!こういう時に本当にこういう病院は助かります!

とはいえ、自分で病院に行くのは到底無理な状態。
夫がたまたま休みだったので連れて行ってもらうことにしました。
やっとこ起きて外にでたものの、真っ直ぐ歩けないことに気づきました。
めまいのせいで平衡感覚がおかしくなっているのか、どんどん左側に寄って行くんですよね。
全く思ったように歩けずどんどん車の横にある物置の方に吸い込まれていきます。笑。
初めて夫につかまりながら歩きました。

病院に着いて、問診票を書くことになったのですが、めまいがして下を向けないので夫に読み上げてもらい、目をつぶったまま指示を出し記入してもらいました。
その後、検査に呼ばれ、そこからはなんとか手すりなどを駆使して自力歩行です。

検査では、めまいの一連の検査となり、暗室へ連れていかれ、嘔吐用の桶を持たされました。
これからめまいがどのような状態かを検査しますので、無理やり体を起こしたりするので気分が悪くなったら教えてください
とのことで、わけもわからずスタート。

本当に、寝た状態から何度も急に起こされたり、寝かされたりの繰り返しで、合間に眼球のチェックなど、めまい中の人には拷問のような検査。
私は吐くまではいかなくてよかったのですが、さんざん揺すられてからの待合室への放出は結構きつかったですね。
横になるわけにもいかず、心を無にしてただ耐えるのみ。

ちなみに私の友人はめまいで同じ検査をし、その検査中に吐き、診察室まで車いす移動となり、めまいを軽視していた付き添いの家族がその姿を見てやっと事の重大さに気づいてくれたと言っていました。

診断結果は「良性発作性頭位めまい症」


CTなども撮影し、検査の結果は、良性発作性頭位めまい症。
医師からは、

● 三半規管も耳もすべて正常だけど、左右の眼球の動きが不安定
● 平衡感覚だけがなんらかの原因で不安定になっていると思われる
● だが、脳はそれを安定させようとすぐ成長するので、わりとすぐ治ると思う
● 耳石がずれているとすればこの程度ならすぐにいい位置にもどるはず

医師より

と言われました。
トラベルミンと抗めまい薬を処方されて帰宅しました。

薬はトラベルミンだけあって深い眠りを誘うものなので、飲んで寝て、起きてまた寝て、と寝てばかりの1日を過ごしました。
翌日からは薬の効果もあってかだんだんめまいが治まってきて、3~4日ほどでスッキリしてきました。

友人に結果を報告すると、友人の場合は、車いすで診察室に入った際に、
「あなたのめまいの度合いは10段階の1か2くらいですから安心してください」と励まされたそうで。
あれで1って、どんだけひどいめまいがあるんだよ、とゾッそした、と言っていました。
それに比べたら私の症状は0.1くらいですかね。笑
それでももう発症してほしくないですけどね。

ずれた耳石を戻せそうな「めまい体操」


私は病院では勧められてはいないのですが、友人の話だと、病院によってはその場で頭をゆすられ強引に耳石を戻す体操?をする医師もいるそうです。
やられた人は「何してくれてんだ!」と思ったそうですが笑、自分もその立場だったら、あのめまい中にそんなことを!と考えただけで吐いちゃうね、って感じです。

「めまい体操」なるものは、色んな方法がありますが、どれも勇気を出して頭を振るということに意義があるようです。

実際に私も9割ほどに良くなってからですが、かなり勇気を出してやってみました。
なんと、やった後の方がスッキリしました!効果あるのかもとちょっと思いました。

なぜめまいが起きたのかを検証


今回めまいを起こしてから、なにか原因があったのかどうか調べました。

① 年齢的に起きやすいお年頃だったということ
 (更年期の女性に多いらしいです)
② 精神的にストレスが溜まっていた
 (父が亡くなる少し前だったのもあり心身の疲労は確かにありました)
③ 物理的に枕が低すぎた
 (枕難民すぎて、当時この際枕なしで寝てみよう!とタオルだけで寝たりしていた)
④大人になってから特に三半規管弱め
  (車酔いも油断すると危ない時がある。回転系遊具、マリオカートを見るなども目が回りそうになる)

医師より

この3つがなんとなく私の中で有力です。
年齢的に50代の人がこのめまいを起こしやすいらしく、疲れやストレスなどでも起こしやすいそうで。

あと、枕です。確かにあの当時は枕がないに等しい日々を送っていました。
頭位が少しでも上にならないと耳石が動きやすいらしいので、自分で原因を作ってしまっていたのかもしれませんね。

いずれにしても、決定的な原因はなかったのですが、なりうる可能性のある生活を複数していたことがめまいを招いたのかもしれませんね。

あれから1度もめまいは起きていません。
次、もしめまいが起きそうになったら、真っ先にまず勇気100倍で頭を振って様子を見たいと思っています。笑


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?