ぼっち在宅介護 推しつ推されつつ、介護らいふを越えていく
昨日から、またちょっと父の調子は下がってきて、うつらうつら状態が続いています。
お天気もイマイチなんで、仕方ないかなぁとも思います。が、こちらまで引き込まれてしまうとしんどいので、マイペースに過ごさせてもらっています。
血圧、脈、Spo2も安定していますので、今日明日でどうのこうのはないと思われますが、初めて、食事を「欲しくない」と言いました。
しんどくて、嚥下に力がわかないようで、咽せてしまいまして、吸引もしたくないので、食べたくないようです。
「あ、そ」とも言えませんから、ヨーグルトに冷凍いちごを入れて提供しましたら、食べれました(笑)ドリンクも1.5本飲みましたから、救急訪看で点滴を入れるにはまだ時間が稼げそうです。
食べたいけれど、食べたらしんどいことが待ってるから、食べたくない…
そんな気分なんでしょう。
ま、点滴とか流動食に甘えるのはいつでもできます。そう言ったことは、できれば本人の意思で決断させたいですし、しっかりまず睡眠を取ってから、いろいろは対応したらいいかなぁと思っています。
さて、タイトルの「推しつ推されつつ」なんですけど…
身近なところでは、ケアチームです。
ヘルパーさん、看護師さん、リハビリの理学療法士の先生方、口腔ケアの歯科衛生士さんに、歯科の先生、そして、主治医の先生。あ、大事な大事なケアマネさんもですね。
あとは、、、親族でも、いい距離で応援してくれるイトコのおにいさん、おねえさんたち。
一方的に応援していただいておりますが、父が頑張ることで推し返せていたらなぁと日々思います。
ここまでは、超真面目ちゃんな回答ですけれど…
ふふふ
実は、私の介護らいふは、ジャニーズ.jrにささえられてきました。
あっさりした顔面が好みの私は、人生の中でジャニーズにハマるまではなかったんですが。。。
遠距離介護の2年間、自身の体調不良もあり、ヘロヘロになりながら、おかずを作って電車に揺られて行って帰ってを週3回繰り返していまして。プライベートな時間は皆無になっていました。唯一続いてた気功も、両親のわがままや体調でドタキャンが何度もありました。
電車に乗れば、ガクンと寝はじめて、下車しそびれることもしばしばで、今も、あの時期をよく耐え抜いたなぁ!とつくづく思います。
その時のストレス発散は、当時ジャニーズ.jrで、デビューもしてなかったSixTONESとSnow Man のYouTubeチャンネル。
YouTubeでライブ映像を見ながら、一緒に踊り狂いながら自宅の掃除機がけをしていました。(爆)
当時、階下が耳の遠いおじいちゃんだったのが、本当に救われていましたね。
きっかけは、あるドラマでとんでもなく爽やかな車椅子の青年に出会ったことです。SixTONESの松村北斗君でした。朝ドラに出る前です。
な、なんだ、この素敵な子は!!!
と調べるとジャニーズ.jrだというじゃないですか!グループを調べると、なかなかの歌唱力。なんでデビューしてないんだろう?
と、思ったら…6人組のSnow Manもデビューしてないと!実力があるのに、何グループもデビューしないで待機している真っ最中だったみたいです。
介護引きこもりの私はどんどん検索をかけていき、その頃の彼らの活躍の場が、先輩方のバックか季節のコンサート。しかも、それに選抜されるかどうかわからないとか。あと、月に2回のNHKの少年倶楽部と…など限られた世界だったようで、やっと自分たちらしく表現できる場がYouTubeチャンネルとのことでした。
遊び盛りに学生生活と一般的な青春を我慢しながら,デビューに向けてレッスンを受けても、バックにもエントリーしてもらえない子たちもたくさんいると知り…
子供のいないおばさんは、1グループに1息子を決めて、全く興味のなかったYouTubeをぐるぐるかけ流すことにしました。
Snow Manのライブの様子を見ると、同じステップを踏みたくなりますが、全くできません。(当たり前!笑)掃除機を置き去りにして、練習したり、諦めたりしながら、歌い踊り狂ってストレスを発散していました(笑)
やがて、Snow Manが9人になり、SixTONESと共にデビューするとなって、🙌やったー!おめでとう!!!と、さらに踊り狂ったことを覚えています。
いまや押しも押されもせぬ超人気者の2グループ。嬉しい限りです。コロナ禍もあって、ライブも通常運転ではなかったので,介護中の私でもオンラインで楽しませていただきましたね。
で、ま、推しが売れっ子になってきますと、、、まだまだこれからな人たちを応援したくなるのが、私の良くて悪いところです。
当時、関西のジャニーズjr君たちも気になりはじめていまして。
コロナ前にあったNHKの朝ドラ、スカーレットに、関西ジャニーズ.jrのAぇ! groupの正門君という子が出ていました。
「また雰囲気の違うジャニーズの子やなぁ」とびっくりしたのを覚えています。
関西人には関西の血というか、おしゃべりのテンポ感もよくて、彼らにどんどん目が行きまして応援をはじめました。
まだまだYouTubeにも出させてもらえず、東京収録の月2回の少年倶楽部にも出てない…
ただ関西ローカルの番組に出てることがわかり、密かにテレビ応援してました。
コロナ禍に「なにわからAぇ! 風吹かせます!」という番組があって、今をトキメクなにわ男子と週替わりで「Aぇ! 男塾」という回に出てくれていました。当初はモノボケをやらされ続ける、今でいうハイカロリーな番組。
それが、ある時から、真っ青なヤンキー服を与えられて、それが本当にかっこよくて。
なのに、しっかりくだらなくてめちゃくちゃ面白いのです。
慣れない在宅介護の中、大爆笑を何度ももらいました。あれ、本当にいい番組だったのに、突然終わって悲しかった…
とおもったら、また素敵な番組が2つもはじまって、YouTubeチャンネルの参戦が決まり。
なかなかグループを組ませてもらえなかった彼らは、瞬く間に人気グループへ駆け上がっていきました。
ラジオもはじまり、あちこちの全国番組でもよく見かけるようになり…ぁあ、どんどん遠くへいってしまう〜!
そんな思いで今、見ております。
ジャニーズが好きというよりも、
青春を犠牲に頑張ってきたとか、
その人となりの背景が見えてくると、
やっぱりアイドルだろうが、
俳優さんだろうが、
看護師さんだろうが、
お医者さんであろうが、
若い子だろうが、
年寄りだろうが、
いいものはいいし
カッコいいものはカッコいい!
そう思うのです。
推したら推しただけ返ってくる!
あまり、エンターテイメントに魅力を感じる家庭ではなかったので、推し活することをあまり知りませんでしたけど…
介護らいふ中にパワーをくれたのは紛れもなく、彼らの影響力もかなり大きいのです。
まだまだ、父のお下ケアに慣れない時期に、
母が荒れて「出ていく!」「出ていかない!」「あんたが出て行け!」など暴言の毎日。
父の便の入った重いオムツのゴミ袋を夜中に下げて、ゴミ捨て場に行く夜、涙がちょちょぎれそうになりならが、Aぇ! groupの曲をスマホから聞いていました。
「ボクブルース」 Aぇ! group
メンバーのリーダー、小島健くん作詞
最年少、佐野晶哉くん作曲のオリジナルソングでございます。先週から、YouTubeチャンネルで解禁されました。
まだまだグループ結成当初の若い少年たちが作ったバラード。応援するファンに向けてのラブソングなんだそうです。
が、オムツを引きづり歩いていた私には、ただただ辛くて辛くてたまらなかった夜でしたが…
Aぇ! groupの曲を聞いて、なんとかなんとか支えてもらえていました。
ひーん😭
聞くと、やっぱりいい曲!
大好きですね〜。
ぜひぜひデビューしていただきたい!
購入したいんですよ!
感謝を還元したい!
まー、介護はねぇ…
予測不可能なところへ終着していくので、いくら想定しても、思うようにはいかないのが、まぁまぁセオリーというか。。。
けど、経験値が上がると、だんだん違う視野になり、広がってきて、介護の価値観も大きく変わってきます。
介護する自分、介護に携わる人、見え方も見方も変わってきます。
私の場合はですけど…
ただただ受け身でいますと、いろんなものを搾取されてる気分にもなりますし、気持ちも痩せてきてしまいますけど…
時間を重ねてきますと、自分ごととして、自分に経験を蓄えているんだと思えるようになってくるんです。すると、なんとなくオムツの入ったゴミ袋も少し軽くなった気がしてきます。
推しつ推されつつ、これからもいきたい。
これは、介護される人と介護する人の話でもあるし、
推しと推すファン側の話でもあるし、
いろいろな関係があるとは思うけど…
推しつ推されつつはいいなぁと思います。
社会全体とか世界全体とか地球全体とかが、こういう思いで満たされていったらいいのになー
なんて、YouTubeを聴きながら、また歌い踊りながら、笑いを分けていただきます。
介護中の人こそ、誰かを推してみるといいかもな話でした。
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