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【見た映画】ありえるかもしれない未来予測オムニバス・LAPSE

こんばんは。U-NEXTがまだトライアル期間継続中なので今日は午前中から映画LAPSEを見ていました

こちら一本の作品ではなく
3人の監督がそれぞれの作風で撮ったものが連なっているいわゆるオムニバス形式の映画です。世にも奇妙な物語を映画にしたというほうがイメージしやすいかもしれません。テーマはクローン人間、AI(人工知能)による医療サービス、VR(仮想現実)による擬似シュミレーターなどちょっととっつきにくいものが並んでいます。自分は3本目のSINの手塚とおるさん目当てで見たんですが少し感想を書きたいと思います

1本目…失敗人間ヒトシジュニア

クローンと人間が共生する2050年。20歳になった大学生のヒトシジュニア(アベラヒデノブ)は突然、自分がクローン人間の失敗作なのだと聞かされ、彼女にも振られ、絶望の淵に立たされる。隣に現れたのは美女・初美[ハッピー](中村ゆりか)。初美も同じく親に捨てられたクローンの失敗作だった。20歳を迎えたクローンは、クローン元の人間に捨てられると国に回収され、破棄されるという。ヒトシジュニアは生きるため、育ての親を殺しを戸籍を奪う決断を迫られる。

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全体的にコミカルさが漂うがどこか物悲しさがついてまわっている雰囲気。実はクローン人間だった主人公・ヒトシJr.の行き着く結末と「未来に抗え」という誰かの叫びがこの後の2本に響いていく演出が良い

2本目…リンデン・バウム・ダンス

人間が人工知能に医療を委ねている2038年。大学生のヨウ(SUMIRE)は夢を見ていた。人工知能Satiによる延命治療を受ける10年間寝たきりの祖母の若い頃(小川あん)を想像し、一緒に深夜のダンスホールで踊っている夢。そこは彩り豊かな、音楽世界だった。ヨウは何でも分かっているように振舞うSati、それを頼りきっている家族に苛立ちを募らせていた。人工知能の法律改正によって祖母の延命中止が決まると、ヨウは大きな行動に出る。

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まるでクリオネのようなフォルムの端末に搭載された人工知能Sati(サチ)が人類全体の医療を担っている未来社会。主人公の祖母が寝たきり…というか昏睡状態で主人公の夢の中でだけ少女の姿で現れるという設定が斬新。ラスト近くに草原に立ちつくす場面は映画リリィ・シュシュのすべての田園風景を連想させた

3本目…SIN

政府による教育管理が進んだ2062年。5歳のアマは政府公認の教育機関エルサに呼び出される。「20年後…アマ君はお母さんを殺す。その確率が高いんだ」
エルサによって見せられたシミュレーションには、犯罪に手を染め、大切な人たちを傷つけてしまう、自分の暗い未来が映っていた。アマ(栁俊太郎)は告知された自分の未来に抗いながら、必死に生きていく。友人や親、好きな女性とともに運命は少しずつ変化し、”母を殺す”25歳の誕生日を迎える。

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もし自分がそう遠くない未来、誰か親しい人を殺すと予言されたら…と背筋が寒くなった。教育機関エルサは実際にありそうだし、アマ少年が受けた擬似シュミレーターもリアリティがある。ちなみに個人的な感想だが、この作品だけ他2本と雰囲気が違って見えた。単品でいつか映画になったら見てみたい

落描きコーナー

劇中で名乗る場面はないが
白木さん
地位は上っぽい雰囲気
小瓶に入った例のアレ
一体なんだったのか気になってしまって
アマくんが吐き出す場面があったから記憶を消す何か?
気になるあの子
最初に動画で流れてた新首相になったんですね
息抜きなんてしなさそうな白木さん、こっそりこういうことしてたらいいなと

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