二酸化炭素は体にとって大切なもの
さて、地球温暖化にとっては、二酸化炭素は厄介なもの、として、捉えられているかもしれませんが、私たちの換気をあげるためには、なくてはならないものとして、二酸化炭素があります。リハビリテーションの考え方において、急性期から、人工呼吸器を付けている時期から、積極的に、動く、起きる、ことは、特異なことでは無くなってきました。肺のクリアランスを上げていくために、呼吸介助法もありますが、持続的に換気を上げていくには、体の中のpHを変えていく必要があり、そこには運動をすることで二酸化炭素を産出させ、生理学的に換気を促す。どんどん動くことで、二酸化炭素を産出して、換気を促し、排痰を促していく。急性期から動くことの意味を、その点から説明されると、なるほど、と、思うわけです。
二酸化炭素は、体にとって、そういう視点で、大切なものである、と言えます。
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