慣れって怖い


去年のほとんどを1つの会社で過ごしたけど、そこは人間関係でも仕事的にも気分が良く仕事ができたのであまりの居心地の良さに随分と慣れてしまった。
今年も既に2ヶ月が経とうとしているけど、とても好きな会社だったのでまた働かせていただけたら嬉しいな〜とたまに思い出したりしている。


その会社の上司はとても面白い人で、好んで大瀧詠一を聴いていて、テンションを上げて作業したい時、気分が乗らない時、普通の時、運転する時、いつもYouTubeに違法アップロードされたプレイリストを開いては歌いながら作業をしていた。

最初は大瀧詠一って誰なんだろう、なんか渋いな、と思っていたけど途中からはむしろ聴き慣れてハマってきた自分も居て、大瀧詠一の歌声に被せて同じく癖の強い歌い回しで熱唱している上司の歌声にも動じなくなった。

慣れとは怖いものだ。

そんな私は今大瀧詠一の曲を聴きながら退勤途中にこの文章を書いている。


去年のほとんどをそこで過ごして聴き慣れていたからなのか、たまに心のどこかで大瀧詠一を欲し始める自分に気づいてまた怖くなった。

私の両親は洋楽好きだけど特にこの歌手が好きという偏ったものはなく、小さい頃に聴いた馴染みの曲やアーティストは居るもののそこまで親の影響を受けたことは無かった。


親ほど年齢の離れた上司の聴いていた曲に見事ハマってしまうなんて、
「親の影響を受けたからこのアーティストさんが好きなんです!」
と年齢層渋めの歌手の名前を挙げていた芸能人の誰かを思い出したり、出さなかったり、、



最近はまた新しいところで働き始めて1ヶ月ほど経ち、また去年とは違う新しい気持ちで楽しく働いている。
フリーランスの良いところは流動的なところだと思う

同じ場所に長い間居るとその会社の技術をたくさん得られて身のこなしが上手になるし、いろんな場所を点々とすればその会社ごとに違う技術をたくさん得られて様々な引き出しのある有能な人材になれる。

我ながらこんな文章を書いてまた仕事の話になってしまうなんて本当に仕事が大好きな人間だなと思う、とても事実。

流動的に動きながらたまに1つのところに長く居ても良いし、その度に新しい物を自分に取り入れていきたい。
仕事にも環境にも慣れる事はとても大事だけど慣れすぎるのは良くない。
いつもどこか少し新しいようなそんな気持ちでこれからもやっていけたら良いなとすごく思う。

慣れって怖い、おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?