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猫と私、いつになく笑顔。

 寝起きはよく、昨晩の不安はない、目覚まし。時間はある、乳酸菌。いつもどおり、いつも通り。水はいつもよりもぬるく、流れる身体、少し強張っているようで、血が流れている。ようで。いつもどおり動く、不安はなく、明るい。白線はいつもより白く、生きる花は道の真ん中、切れている。生きている。
 開く。子供の泣く声さえ、気にせず、揺れた身体から伝わる振動にだけ集中している。心はどこか、と、問いかけることは、私を正常にする。狭い、腕にあたる肉は、平常心を揺らす。気にしない。音楽、流れる。集中、聞きなれない音楽は変化はいらない。いつもどおり。各駅、各駅、見る。視線を落とす。流れる文字、流れていく文字、見る。閉じる目に選択肢は多く、瞼の黒は一瞬にして複雑になる。無、はいつも想像できない。集中する。あたる肉。揺れる、足が触れると人は謝る。泣く、子供。目線が動く、疎な中。漏れている音はわからない。各駅、各駅、とまる。気にしない。5分。あと、5分。進む、いつも通りの音楽、瞑る、黒。集中する、音はない。視界は広がり、思考は一つ、無。無。
 開く。

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