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【詩作】この軽き私に

思い出させてください
日頃 身にまとう
傲岸さゆえに
気づかない 命の重みを

自らの手で
紅に染めた糸を
幾度となく
断ち切ろうとした

それでも 決して届かない
彼方の深く
偉大なる魂の
居る所まで

私に赦された
贖(あがな)いは
ただひとつ
命を生き切ること

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