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反ワクチンの人は○○だった。傾向が明らかに

こんな面白いレポートが発表されていた。

反ワクの傾向を、過去のTwitter(現X)のツイートをもとに分析し、どのような人が反ワクになりやすいのかを示した、というものだ。


面白かった部分を抜粋すると、

コロナ禍以前からワクチン反対派であった人々は政治への関心が高くリベラル政党とのつながりが強いのに対して、コロナ禍で初めてワクチン反対派になった人々は政治への関心は薄い一方で、陰謀論やスピリチュアリティ、自然派食品や代替医療への関心が強く、これらのトピックへの関心がワクチン反対派になるきっかけとなっていることを示した。

つまり
既存の反ワクチンは、政治に興味あり、「リベラル」大好き
新規の反ワクチンは、政治に興味ない、「陰謀論・スピリチュアル・自然食品・代替医療」が大好き

みたいな感じらしい。

そして、新規の反ワクは、
「三浦春馬」「集団ストーキング」「テクノロジー犯罪」「波動」「宇宙」「スピリチュアル」「柔軟剤」
これらのキーワードが多かったようだ。

関係ないが、ワクチン賛成派のTwitterで多かったものの中に「ウマ娘」が登場しているのがリアルな分析って感じがして凄く良い。笑


以下、僕の感想である。

この結果はあくまでもTwitterを使っている人の傾向なので、必ずしも正しいわけではないと思うが、こういうモノを読むと結局基本的なスタンスの問題なのではないかと考えてしまう。

複雑なものを複雑に理解している人と
複雑なものを簡単に解釈しようとする人とでは
物事の理解の仕方が全く異なるということだ。

別にどちらが良いとか悪いではない。
要は場合による使い分けができているかで、僕も陰謀論は面白くてYouTubeでよく動画を見たりする。
でもそれを鵜呑みにすることはなくて、本当に信頼できるエビデンスなのか、都市伝説レベルなのかはしっかり区切ったうえで楽しんでいる。

陰謀論者はこの「エビデンスを見て自分で判断する」という能力が弱いのだろう。
だからフリーメイソンという秘密結社を生み出し、それが諸悪の根源だと物事を単純化し過ぎてしまう。

もちろん、エビデンスの無い「陰謀論」と呼ばれるものにも1%ほどは真実があるのだろう。
陰謀論者はその1%に該当することだけを見て、残りの99%を論じる傾向にあるように思う。

現にワクチンもほんの数%は副作用が現れたりするだろう。
だがそれはあくまで少数派である。

「99%に該当をする対策→1%に該当する対策」
という順番を理解してくれるともう少し優しくなれるのではないだろうか。

陰謀論が大好きな人と話をする機会があったのだが、
こういう人は「これが絶対的に正しい」という発言をして誰にも相手にされない傾向にある。
その結果をみて「聞く耳を持たない人に何を言っても無駄」と捨て台詞を吐いたりもする。

ただ、これはこのまま陰謀論者にも当てはまり
あくまでも聞いている側は「僕はこう思っている」と言っているに過ぎないのに、それを反論だと受け取ってしまっている。
これこそまさに相手の話に聞く耳を持っていない。
まるで「多様性が大事だ!」と言って「多様性を理解しない人」という個性を弾圧して多様性を排除したがる似非多様性信者のようだ。

…とまあ、陰謀論者の悪口はこの辺にして、

こんな研究を東大とか早稲田の偉い教授がやっているというのは、興味深い。

将来のパンデミック再来に備えて、陰謀論やスピリチュアリティに対して警戒をすることが反ワクチン的態度の拡散防止に有効であるという示唆を得た点で大きな社会的意義がある。

とのことだが、正直そんなに意義はないのではないか。
そもそも反ワクは少数派だし、周りに反ワクを呼び掛けるほどの過激派は説明不要で周りからヤバい奴認定されるので最初から誰も聴く耳を持たない。

それなのに、こんな研究に研究費を費やしている東大・早稲田・筑波。
厳しいって。危機感持った方がいいよ。

というのは冗談で、きっと意義があるのだろう。


それよりも懸念されるのが、過剰なデジタルタトゥーであるとか、言論弾圧に繋がりかねないということだ。

例えば僕が藤井風の『ガーデン』を仏教と絡めて歌詞考察したら、
「おかみ!あいつ1年前にスピリチュアルっぽい投稿してましたぜ!」
「なに!?危険分子だ!そいつのSNSアカウントを全て凍結しろ!」
みたいな流れになると怖い。


きっとこれも全てフリーメイソンの陰謀なのだ。
日本の言論を統制して都合のいいように操ろうとしている。
日本の最高学府も既に彼らの手に落ちていると思った方がいい。
まだ気付いてないのは厳しいって。
危機感持った方がいいよ。まじで。


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