【映画日記】もともとの白雪姫ってどんな話だっけ? 映画『白雪姫 あなたの知らないグリム童話』
子どもの頃に大好きだったTVアニメ『アルプスの少女ハイジ』
そのハイジが数十年後に学習塾のCMに登場し、あろうことかあのオンジが、あの寡黙で偏屈で、でも実は優しいオンジが「Hey,YO!チェチェケチェケチェケ」とラップをかましてくるなんて誰が想像できた?
ってなことを思い出した映画『白雪姫 あなたが知らないグリム童話』
グリム童話の『白雪姫』を現代のスリラーに仕立てた1本。
父が遺したホテルで働く主人公のクレアは、ある日何者かにさらわれる。が、すんでのところで見知らぬ男に助けられ、その男が暮らす田舎町へ。
その男(双子です)や同居のチェロ弾き(なかなかカワイイ犬飼ってます)、その他なんやかんやと助けてくれる男たちと出会いー。
スマホあるやろ?なんで家に帰ろうとせんのよ、と思ったところにイザベル・ユペールさん演じる叔母モードがやって来る。モードは若くて美しいクレアにただならぬ嫉妬心を抱いておりー。
童話でいうところの白雪姫がクレアで継母がモードですな。鏡や毒を仕込んだリンゴといったおなじみの白雪姫のモチーフも登場する。
といっても元の白雪姫ってどんな話だったっけ?
(Wikでササッと確認してまいります)
ハイハイ、そうそう。美しさを妬まれて毒リンゴ食って死んで生き返る(ザックリ説明、スイマセン)姫の話でした。正直、子どもの頃に全然ピンと来なかったんだと思う。最後にどこからか王子様が現れ結婚してめでたしめでたしってのもなんだかな、と。昭和の女児でもそのくらいの違和感はもってたな、と。(余談ですが、Wikの王子の説明がオモロイです)
白雪姫は継母の露骨な殺意に気が付いていなかったのか。ワンチャン返り討ちとか考えなかったのか。いや、童話のヒロインがそんなダークなことを考えるはずはないか。
しかし、このクレア(映画のヒロインっす)はさすがにモードの殺意には気づくでしょうよ。気づかないはずがない。しかし、そんなことよりも7人の小人ならぬ男たちとのアレで大忙しのクレア。むしろそうやってユペール叔母さんを煽っている感すらあるクレア。恐るべし。
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