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映画『アンブレイカブル』(2000年)のザックリとしたあらすじと見どころ

映画タイトル:アンブレイカブル
原題:Unbreakable
製作年:2000年 アメリカ
監督:M・ナイト・シャマラン

映画『アンブレイカブル』は、

M・ナイト・シャマラン監督のサスペンス・スリラーです。列車事故の唯一の生存者となった男性が自身の特殊能力に目覚めていきー。

『スプリット』(2016年)『ミスター・ガラス』(2019年)へと続く3部作の1作目の映画です。

キャスト

・ブルース・ウィリス(デヴィッド・ダン)
列車事故の唯一の生存者

・サミュエル・L・ジャクソン(イライジャ・プライス )

漫画コレクター 骨形成不全症

・ロビン・ライト・ペン(オードリー・ダン)
デヴィッドの妻

・スペンサー・トリート・クラーク(ジョセフ・ダン)
デヴィッドの息子

・シャーレイン・ウッダード
イライジャの母

映画『アンブレイカブル』の見どころと感想

フィラデルフィアで131人もの乗員、乗客が死亡する列車事故が発生。その大事故の中、かすり傷ひとつ負うことのなかった生存者デヴィッド。「なぜ彼だけがー」という周囲の好奇の目に戸惑うデヴィッドのもとに、ある人物からの手紙が届きます。

手紙の送り主であるイライジャは骨形成不全という障害のため、些細なことでも骨折してしまう身体を持つ身。自分が生まれながらにそうであったように、真逆の無敵の肉体を持つ者がいると信じ、そんなヒーローを探していたといいます。

しかしデヴィッドは大学時代に交通事故に遭っており、それが原因でアメフト選手としての夢が経たれていました。「自分はそんなヒーローじゃない」と、イライジャの話を突っぱねるデヴィッド。

しかし、デヴィッドには隠していた過去がー。そして、自分には触れたり触ったりすることでその人物の隠された凶悪さを察知する”特殊能力”があることに気づき始めー。

評)続編を先に見てしまいました。ホントに続編ができて良かった。

スイマセン、先に『ミスター・ガラス』を見たうえでの感想、批評になります。

本作はM・ナイト・シャマラン監督らしく、ラストに驚愕のオチが用意されています。が、先に続編を先に見てしまっているのでそれほどの驚きもなく「なるほどな」となってしまいました。

おまけにそのラストに行きつくまでも難が。デヴィッドが特殊能力に目覚めていく下りが、父子、夫婦の関係修復と絡めているため、ほぼヒューマンドラマなんですよ。地味で退屈でそんなもの求めていないのにな、と。一番ワクワクしたのは冒頭の列車内でのナンパ失敗シーンでしょうか。

そんな酷評ではありますが、続編のフリとしては充分。よくできている映画です。

前年の大ヒット映画『シックス・センス』に続いてタッグを組むブルース・ウィリスもまだまだ元気。『ダイ・ハード』(1988年)以来の”フツーのおじさんでヒーロー”という役柄はピッタリです。

この映画のヒーローコスチュームが黒マントだったことも、後の『ミスター・ガラス』でのウィリスの状態を考えるとラッキーでした。ウィリス、イライジャのサミュエル・L・ジャクソン他、19年後の続編にも登場するデヴィッドの息子やイライジャの母。

続編ができてホントに良かったと思える映画『アンブレイカブル』 ぜひ『ミスター・ガラス』を見る前にネタバレなしでお楽しみください。


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