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映画『THE ICEMAN 氷の処刑人』(2012年)のザックリとしたあらすじと見どころ

映画タイトル:THE ICEMAN 氷の処刑人
原題:The Iceman
製作年:2012年 アメリカ
監督:アリエル・ヴロメン

映画『THE ICEMAN 氷の処刑人』は、

1960年代~80年代にかけて実在した殺し屋リチャード・ククリンスキーを描いたクライムストーリーです。20年近く続いた家族思いの投資家と殺し屋という二重生活。その実態はー。

マイケル・シャノン、レイ・リオッタ、クリス・エヴァンスの名演、怪演が見どころの1本です。

キャスト

・マイケル・シャノン(リチャード・ククリンスキー)
通称”アイスマン” 裏社会の殺し屋

・ウィノナ・ライダー(デボラ・ペリコッティ)
クリリンスキーの妻 2児の母

・クリス・エヴァンス(ロバート・プロンジ )
通称"Mr.フリージー" クリリンスキーと手を組む殺し屋 表の顔はアイスクリーム屋

・レイ・リオッタ(ロイ・デメイオ)
ギャングのボス クリリンスキーの腕を見込み裏社会に誘う

・ジェームズ・フランコ(マーティ・フリーマン)
ロイとトラブルになるカメラマン

映画『THE ICEMAN 氷の処刑人』の見どころと感想

(C)2012 KILLER PRODUCTIONS, INC.

1960年代のアメリカ、ニュージャージー州。思いを寄せていた女性デボラと結婚し、2人の子どもに恵まれたリチャード・ククリンスキー。表向きは温厚で家族思いの投資家として暮らしていましたが、実は裏社会の殺し屋でした。

100人以上を手にかけていたククリンスキーは、ある仕事のトラブルで雇い主のギャング、ロイからクビを言い渡されます。

が、家族のために稼ぎを得なければならないククリンスキーは、殺し屋仲間の”Mr.フリージー”と手を組むことに。

死亡日時を特定されないよう遺体を冷凍保存することから”アイスマン”の呼ばれるようになったククリンスキー。

しかし、裏社会のトラブルに巻き込まれ、捜査の手も及びー。

評)むしろ殺し屋にしか見えないパターナリズムの父親

殺し屋というとちょっとカッコよくも思えるのですが、要は殺人鬼。
この映画にもあるように最初の殺人は殺し屋としてではなく、私怨。割と簡単に頭に血がのぼるタイプのようでサクッと殺してるんですね。そこを見込まれてプロ入り。そしてプロになってからは多彩かつ巧妙な手口で殺しを重ねていったそうな。悪いヤツですよ、ホントに。

マイケル・シャノン演じるククリンスキーは見るからに殺し屋。眼光鋭し。家庭内でもかなり父権主義的な父親で裏社会の殺し屋のイメージと被らなくもない。相反する二面性ではなく地続きのようにも見えました。ホントに家族はわかんなかったのかね。

ギャングのボスにはこうした映画には欠かせないレイ・リオッタ。(2022年5月に67歳で死去。残念です。) 相棒となる”Mr.フリージー”にクリス・エヴァンス。ぱっと見クリエヴァとわからない怪演です。ウィノナ・ライダー、ジェームズ・フランコら脇も充分。

映画『THE ICEMAN 氷の処刑人』 ククリンスキーの凶悪っぷりをたっぷりとご覧ください。

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