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なんてことはしない正月と言いつつ/年末年始の【映画日記】
2024年1月4日
新年の初日記。
1日の夕方に起きた能登地方での大地震。正月なのに避難生活となる人々を思うとなにも投稿する気になれず思いをため込んだ。こんな遠くから願っても祈ってもしようがないのだけれど、被災した人々に1日も早く穏やかな日が来ますように。
もともと生家でもなんてことはしない正月で、自分が大人になってからはますますその傾向が強くなっている。
年賀状は出さない
おせち料理は食べない
帰省も親戚の集まりもしない
初詣もは近所の神社の分所へ
年越しそばと雑煮と赤飯、自分用のツマミを作る
そんなもんだ。
が、その年越しそばと雑煮と赤飯すら面倒に思えた今回。
わざわざ年末の混雑のなか買い出しに行って、大みそかに作って、「正月用に」と作り置きをする。そしてその作り置きした雑煮や赤飯を「食べなきゃいけない」状態になる。なんともばかばかしい。そばも雑煮も赤飯もいつでも作ろうと思えば作れるし、店だって元旦から開いているところも多い。
というわけで今年でこれを最後にします、と夫に伝えたところ「良いんじゃない」と。
ヨシ、来年はホントに何もしない普通の食事で1月1日を迎えてみよう。
年末年始もぼちぼち映画鑑賞。
・『カルガ 積荷の女』(2018年)
ソ連崩壊後、経済難から出稼ぎに出るポルトガル人女性が人身売買に”積荷”として売り渡される話。積荷の女だけでなく犯罪に加担してしまう運転手や、ヤバい組織から抜けだすことのできない奴らの全部がどん詰まりな世界にドンヨリ……。
・『ミスター・アーサー』(1981年)
2023年2月にバート・バカラックが亡くなったときに見たいと思っていたコレ。どうにか年内に視聴。主題歌の「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」(クリストファー・クロスと共作)は当時大ヒットで、今聴いても胸がギュッとなる。冒頭からその歌が流れ、大金持ちの吞んだくれ放蕩息子(ダドリー・ムーア)の恋模様(お相手はライザ・ミネリ、若い!)を描く。
エンディングも「ニューヨーク・ー」 その歌詞が主人公をやさしく諫めるもので、同じくバカラックが主題歌を手掛けた『アルフィー』(1966年、主演はマイケル・ケイン 2004年にジュード・ロウでリメイク どちらも良き)を思い起こした。
・『禁断のケミストリー』(2014年)
2023年最後の1本。
サム・ロックウェル、オリビア・ワイルド、ミシェル・モナハン、レイ・リオッタという完全にキャスト目的で視聴。
ストーリーは妻(モナハン)とその父に見下される夫(ロックウェル)が美女(ワイルド)にほだされ窮地にー、というブラックコメディ。ロックウェルはこういう役をやらせたら完璧。
・『セラヴィ!』(2017年)
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年明けはコレ!フランスの結婚式コメディ。
ベテランウエディングプランナー(ジャン=ピエール・バクリ)が、自分勝手で言うことを聞かないスタッフや、やりたい放題の新郎に翻弄されながらー。多様主義国家フランスの圧倒的な包容力を見た。とても気持ちのいい1本。
今年は身も心も「軽やかに」
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