見出し画像

映画『デッドマン・ダウン』(2013年)のザックリとしたあらすじと見どころ

映画タイトル:デッドマン・ダウン
原題:Dead Man Down
製作年:2013年 アメリカ
監督:ニールス・アルデン・オプレヴ

映画『デッドマン・ダウン』は、

妻子を殺された男の復讐を描くサスペンスアクション映画です。組織に潜入し殺し屋となった男ヴィクターをコリン・ファレル。そのヴィクターに自身の復讐を依頼する女性ベアトリスにノオミ・ラパス。そしてイザベル・ユペール。こんなドンパチ系になぜユペールさんが!?という映画です。

キャスト

・コリン・ファレル(ヴィクター)
殺し屋

・ノオミ・ラパス(ベアトリス)
事故によって顔に傷を負ったエスティシャン

・テレンス・ハワード(アルフォンス)
犯罪組織のボス

・ドミニク・クーパー(ダーシー)
犯罪組織の新人 ヴィクターの友人

・イザベル・ユペール(ヴァレンタイン)
べトリスの母

映画『デッドマン・ダウン』の見どころと感想

(C)2012 DMD PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

犯罪組織の寡黙な殺し屋ヴィクター。
ある日、向かいのマンションの窓際でタバコを吸うベアトリスと目が合います。小さく手を振り合った2人はやがて食事の約束をし、レストランへ。そこでベアトリスは交通事故で顔に大きな傷を負ったと告白します。

食事のあとヴィクターをある家の前に連れて行くベアトリス。そこに住んでいるのはベアトリスに傷を負わせた男でした。ベアトリスはこの男の殺害をヴィクターに依頼。断るヴィクターに対しベアトリスは、ヴィクターが自宅で行ったある殺しの一部始終を撮影した動画を見せ、引き受けなければ警察に通報すると脅迫します。

やむなくベアトリスの復讐を引き受けることになったヴィクター。そしてヴィクターが殺し屋として犯罪組織に加わることになった過去が次第に明らかにー。

評)なぜこんなドンパチ系にイザベル・ユペールが?の妙味

殺し屋を脅迫って、なかなかのベアトリス。ヴィクターがただの殺し屋じゃなくて大切な家族を奪われた復讐でー、という事情を見ている私たちは知っているからいいようなものの。ま、窓越しのまどろっこしい(スイマセン)やりとりの中でヴィクターに何か通じ合うものを感じたのでしょう、ベアトリスは。

で、途中でベアトリスもヴィクターの素性を知ってしまうわけですが、その頃にはもう好きになってしまっているわけで「復讐か、愛か」みたいな展開になっていきます。

一方のヴィクター。ただでさえ悲しい顔のコリン・ファレルがいつも以上に眉毛を八の字にしているかどうかはわかりませんが、非情になりきってない表情なので、そろそろ組織にも正体がバレるんじゃないかー、なんてドキドキが後半に待ち構えています。

が、この映画の最大のサスペンスはベアトリスの母のイザベル・ユペールですよ。なんでこんなドンパチ系にユペールさんが? と思うわけですよ。ま、私なんかそれでまんまと見ちゃったわけですが。

この映画でも存在感がありすぎて実は新事実を握っているのではー、とか、娘を差し置いてヴィクターを誘惑すんじゃないのかー、とか、気になってしょうがない。

ユペールさんの謎の存在感と、悲しい表情MAXのコリン・ファレルをぜひ。




この記事が参加している募集

#映画感想文

67,412件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?