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【映画日記】今さらだけど、今さらだから 映画『ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー』

2024年7月16日

2年前、あのトム・クルーズの、あの『トップガン』の続編が公開され、「今さらな……」とほざいていた私。が、そんな私の心配(はしてないな)もよそに映画『トップガン マーヴェリック』は当然のごとく大ヒットし、評価も上々だった。

その「今さら」以上の「今さら」がやって来た。いや、すでに来ていた。

あの『ビバリーヒルズ・コップ』の続編がNetlixで7月3日から配信スタート。

『ビバリーヒルズ・コップ』といえば、あのエディ・マーフィーをトップスターに押し上げた人気シリーズ。どんな映画かをここで説明するのはめんどくさいので、Wikipediaか何かを見ていただくとして、ま、ザックリいうと1980年代のハイテンションアクションコメディです。

その『ビバリーヒルズ・コップ』の続編だと!?
第1作目が公開されたのは1984年、その後勢いに乗って作られた第2作目『ビバリーヒルズ・コップ2』(1987年)も大ヒット。しかし、94年公開の『-3』が大失敗、というよくある話で、まさか2024年にその続編が作られようとはー。

しかし、この話を知って以来、私の頭の中では常にあの「アクセルF」が流れ続ける。いったいどうなってるんだ? あのエディ・マーフィー演じるアクセル・フォーリーは今でも元気に騒動を引き起こしているのだろうか?


『ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー』Netflix

はい、引き起こしておりました。
開始早々、グレン・フライの「ヒート・イズ・オン」が流れる。
アクセルは今もデトロイトで刑事(ちょっと出世しているもよう)をしているが、今回もまた捜査のためビバリーヒルズに自主的に出向。そこでは距離を置かれている娘ジェーンが弁護士として事件を追っている。
かつての相棒ビリーは私立探偵となっているが行方不明に。アクセルの相棒となるボビーはジェーンの元カレで、ビバリーヒルズ警察のグラント警部が麻薬事件に絡んでいる気配がー。

おなじみの展開でおなじみのテンション。さすがに60代となったエディ・マーフィーに「全然変わらないっ!」とは言えないけれど、そこも含めて魅力的なアクセルを見せてくれる。

ちょっと前に久しぶりにエディ・マーフィーを見た『ルディ・レイ・ムーア』

そこでも「エディ・マーフィーが帰ってきた」と書いているけれど、それ以上に、ホントに帰ってきた、帰ってきやがったよ!

『ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー』Netflix

相棒ビリー他、署長ら懐かしのキャラも登場。当然皆、歳をとっている。
そして新たな相棒のジョセフ・ゴードン=レヴィットが良いし、グラント警部のケビン・ベーコンは当然のごとくカッコイイ。枯れてヨシ、ベーコン。

映画としてはベタなストーリーだし、キャストは熟しているし、旧作を知らずに見る人にとっては物足りないかもしれないけれど、「アクセルF」が頭に沁み込んでる世代にとっては、程よい爽快感に浸れる仕上がり。

今さらだけど、今さらだから楽しめる1本です。

映画『ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー』
原題Beverly Hills Cop: Axel F
2024年/117分/アメリカ
監督:マーク・モロイ
出演:エディマーフィー、ケビンベーコン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、テイラー・ペイジほか

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